身近な食を通じて、いのちに思いを馳せる
小山薫堂 「EARTH MART」
──シグネチャーパビリオンのプロデューサーに聞く5つの質問

鉄骨の梁に茅葺き屋根の組み合わせは、これまであまり見たことがない不思議さだ。しかし、鉄骨だからこそ可能な柱のない大空間を実現している。建築家:隈 研吾、アートディレクター:八木 保

  • 1 パビリオンのコンセプトについて
  • 2 主な展示内容について
  • 3 コンセプトをどう表現したか
  • 4 来場者へのメッセージ
  • 5 あなたにとって万博とは?

1 パビリオンのコンセプトについて

「食を通じて、いのちを考える」。生きるということは、食べるということです。例えば、ひとりの人間が一生のうちに、どれだけほかのいのちを食べるのか? そのことを知るだけでいのちと食べ物への感謝の気持ちが生まれ、自分自身も幸せな気分になる。「いただきます」の意味を見つめ直して、世界に発信することをテーマにしています。