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10時間前
ミラノデザインウィークでの展示風景。
照明ブランドのFLOSは、ミラノデザインウィーク2025およびユーロルーチェにおいて、7組のデザイナーと協働した新しいコレクションを発表した。
ロナン・ブルレック「Luce Sferica」
ロナン・ブルレックが手がけた「Luce Sferica」と「Luce Cilindrica」は、洗練されたアルミニウムのボディを、球体または円筒形の手吹きガラスで包み込んだペンダントライト。雨粒のような彫刻的なフォルムを通して、柔らかく幻想的な光を空間に届ける。
コンスタンチン・グルチッチ「Nocturne」
マイケル・アナスタシアデス「Linked」
コンスタンチン・グルチッチの「Nocturne」は、幻想的な輝きを放つ、美しい円錐形や半球形のガラスディフューザーが特徴。マイケル・アナスタシアデスによる「Linked」は、光るガラス管を垂直に連結させ、その先端に球体の照明を吊り下げることで、まばゆい宝石が頭上から降り注ぐような印象を与える。
ピエロ・リッソーニ「Jam Session」
従来のトーチを再解釈した「Jam Session」は、コンクリート製の四角いベースと1~3本の細長いステムを組み合わせたミニマルなフロアライトだ。デザインを手がけたピエロ・リッソーニは、エレガントでありながらも多用途で使える「スーパーキャンドル」を目指した。
「Maap」と題されたエルワン・ブルレックの照明は、さまざまな「基本概念」を融合したもので、非常にシンプルでありながらも、複雑な構造とユニークなグラフィックを有している。手で形を変えられるうえ、マグネットを内蔵しているため、壁に光り輝くキャンバスをつくり出すことも可能だ。
エルワン・ブルレック「Maap」
トビア・スカルパ「Seki-Han」
トビア・スカルパは、1963年に手がけた「Seki-Han」を復刻。日本の料理名を冠したこの作品は、真ん中に配置されたLED光源を回転する2枚の木の板で挟み込んだ構造であり、職人技とテクノロジーが融合した「光る彫刻」である。
フォルマファンタズマによる「SuperWire」は、LEDストリップライトを内蔵した照明コレクションだ。アルミニウム製の六角形のベースとガラスパネルを組み合わせ、インダストリアルな雰囲気と時代を超越したデザインを兼ね備えている。
フォルマファンタズマ「SuperWire」
また、フォルマファンタズマは、今回の展示のために、これらの照明作品とその背景にあるデザインプロセスを紹介するビデオシリーズ「The Light of the Mind」を制作し、ショールームで上映。多様なナラティブをもつ照明作品の世界を紹介することで、来場者がデザインの本質に触れる機会を提供した。