海洋教育とデザインのプログラムを手がける、みなとラボ
「TRAIL LEARNING ー 未知を拓く冒険『歩く』」発刊

Photos by Masaaki Inoue

海洋教育とデザインを融合した実践的なプログラムを手がける一般社団法人 3710Lab(みなとラボ)は、歩くことと学ぶことのつながりを描く書籍「TRAIL LEARNING ー 未知を拓く冒険『歩く』」を2025年5月5日(月・祝)に刊行する。

レベッカ・ソルニットの『ウォークス 歩くことの精神史』や、古代ギリシャの哲学者が歩きながら議論を重ね、巡礼者が旅をとおして自分自身と向き合ったことからわかるように、歩くことは単なる移動だけではなく、思考や創造性を深め、新たな洞察を得るための行為でもある。こうした考えのもと「トレイル・ラーニング(TRAIL LEARNING)」をコンセプトに、歩くことの大切さを再認識させ、歩きながら学ぶことで自分の物語を創出する楽しさを提示する。

同書を手がけたのは、ルーカス B.B.(「PAPERSKY」編集長)と田口康大(3710Lab 代表理事)。ルーカスは、日本各地を旅するなかで「自分で道をつくる」という発想から、静岡県焼津市を起点とする総距離200km・獲得標高6,300mの周回ルート「KATSUO TRAIL(カツオトレイル)」を構築した経験をもつ。一方、田口は「海と自分とのつながり」をテーマに70以上の海洋教育プロジェクトを展開している。

同書では、二人の対話から生み出された「歩くこと」と「学ぶこと」の融合を軸に、本多沙映や熊野 亘、工藤桃子、吉田勝信らデザイナーをはじめ、詩人、アーティスト、写真家など、自らの道を切り拓く13名のクリエイターが参加。それぞれの視点で「歩くこと」の魅力や、歩くことで得られる気づき、インスピレーションを紹介する。End

書籍「TRAIL LEARNING ー 未知を拓く冒険『歩く』」

価格
3,300 円(税込)
判型
B5 縦型変形
ページ数
128ページ
発売日
2025年5月5日(月・祝)
発行
一般社団法人3710Lab
発行者
田口康大
発行元
みなとラボ出版
助成
日本財団
詳細
https://www.amazon.co.jp/dp/4991300134