「ロエベ ティーポット」コレクション
深澤直人ら参加、ミラノサローネで発表

ミラノサローネ国際家具見本市での展示

スペインのラグジュアリーブランド ロエベは、2025年4月13日(日)まで開催中のミラノサローネ国際家具見本市において、25名のアーティスト・デザイナー・建築家が特別にデザインしたティーポットコレクション「ロエベ ティーポット」を発表。日本からは、崎山隆之、スナ・フジタ新里明士深澤直人道川省三安永正臣が参加した。

9度目の参加となる今回も、国籍や世代を超えて集まったアーティストたちとともにクリエイティブな実験に挑戦。それぞれがティーポットに向き合い、世界各地の「お茶を淹れること」とその文化がもつ多様で豊かな伝統に光を当てるとともに、ポットそのものを彫刻的造形として見つめ直す試みだ。

ミラノサローネ国際家具見本市での展示

ミラノサローネ国際家具見本市での展示

磁器や陶器といった伝統的な素材を採用した作品が多いが、アプローチや扱い方には大きな違いがあり、釉薬、仕上げ、テクスチャーに至るまで、表現方法は実に多種多様。たとえば、新里明士の作品は、表面を覆う光を通す浅い穴が施されているのが特徴である。崎山隆之は、表面全体に「畝」を走らせ、粘土の塊から渦が巻き上がるようなデザインに仕上げた。道川省三は、水平に広がるポット上部に、レザーを編み上げたハンドルを取りつけた。

崎山隆之

スナ・フジタ

新里明士

深澤直人

道川省三

安永正臣

あわせてロエベは、サローネ向けに制作したホームウェアのセレクションを発表。レザーを編んでつくったコースター、ポットカバー、レザー製のボタニカルチャームをはじめ、スペインの職人とのコラボレーションによるガリシア地方の土を使ったティーポットを展開する。

さらに、1875年創業の京都の茶筒メーカー 開化堂とのコラボレーションにより、オリジナルのブリキ製茶筒3サイズを発表。うさぎ・花・ねずみで装飾された上蓋は真鍮とレザーで仕上げており、一番大きい400gの茶筒には特別デザインのレザーケースが付属する。いずれのアイテムも、イベント会場のパラッツォ・チッテリオでのみ販売される。End

ミラノサローネ国際家具見本市 2025
「ロエベ ティーポット」展示

開場時間
2025年4月9日(水)~4月12日(土) 10:00~20:00
2025年4月13日(日) 10:00~13:00
※いずれも現地時間。
会場
パラッツォ・チッテリオ(Palazzo Citterio)
(Via Brera, 12, 20121 Milano, Italia)
詳細
https://www.instagram.com/p/DILSAWiAEQC/