日本香堂「450プロジェクト“聞く”」始動
アートディレクター 葛西 薫が新CIを担当

香十 新作お香「高井十右衛門 2025 No.4」

日本香堂ホールディングスは、グループ会社で1575年に誕生した香の名跡「香十」が450年を迎えるのを記念して、「450プロジェクト“聞く〜awake your spirit〜”」を2025年4月8日(火)より始動した。

「香りを聞くことで五感が磨かれ、新たな自分へと内面から研ぎ澄まされていく。時空を超え、香りとともに旅をする時間」というストーリーを掲げ、「今までを聞く(過去)」「今を聞く(現在)」「これからを聞く(未来)」の3つの視点から、新たな事業やプロジェクト、新製品を展開する。

これに伴い、グループアイデンティティ(GI)とコーポレートアイデンティティ(CI)を一新。アートディレクターを務める葛西 薫氏は、グローバルかつ長期にわたって通用するものをつくるという思いから、書体デザイナーの小林 章と協働した。小林は、6世紀前後の西欧において人が手で書いていた時代の名残がある書体をベースに、これをゆったりとした幅をもつロゴに昇華して、日本香堂の歴史を表現した。

日本香堂グループ新GI

日本香堂新CI

ロゴタイプはすべて大文字とし、既存ロゴのコンセプトを踏襲して、NとKをやや大きくデザイン。また、これらで制作したマークは、旧ロゴタイプで使用されていた赤と青を合わせた「NKパープル」と呼ばれる紫色で仕上げている。

そのほか、同プロジェクトの一環として、日本の香文化とその美意識をコラムや写真・絵画などでまとめたビジュアルブック「日本の香 The scent of Japan」を発刊。さらに、「日本の香り文化の継承と創造」をテーマに、2019年に香十銀座本店とオンラインでスタートした学びの場「座香十」もリニューアルした。

書籍「日本の香」

香十「座香十」

また、4月18日(金)から5月18日(日)まで、鳩居堂松栄堂、日本香堂の老舗お香メーカー3社によるイベント「香り博」が銀座と京都の店舗で開催。香体験のワークショップやスタンプラリーに加えて、3社が共同開発し、6つの大陸をテーマに各地域の情景を表現した「香り博」のお香を数量限定で発売する。End

書籍「日本の香」

監修
日本香堂
定価
4,950円(税込)
発売日
2025年4月22日(火)
仕様
B5・240ページ
詳細
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/lifestyle/92473/

香り博

会期
2025年4月18日(金)~5月18日(日)
参加店舗
東京:東京鳩居堂 銀座本店、松栄堂 銀座店、香十 銀座本店、無印良品 銀座
京都:京都鳩居堂、松栄堂 京都本店・薫習館、香十 二寧坂店、無印良品 京都BAL
詳細
https://kaorihaku.com/