柳原照弘が手がける、タイルの可能性を探るブランド
「Alternative Artefacts Danto」展開を開始

Photo by Felix Speller

1885年創業の兵庫・淡路島のタイルメーカー 淡陶社(ダントー)は、2024年にミラノで発表したタイルブランド「Alternative Artefacts Danto(オルタナティブ アーティファクツ ダントー)」の日本展開を2025年3月より開始する。

「Alternative Artefacts Danto」は、従来のタイルの形や用途にとらわれず、素材としての可能性を探るプロジェクト。クリエイティブディレクション・アートディレクションは、デザイナーの柳原照弘が率いるTeruhiro Yanagihara Studioが担当し、世界で活躍する建築家やデザイナー、アーティストをコラボレーターとして日本に招いて、新たな視点からタイルづくりに取り組む。

Photo by Mitsugu Uehara

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現在、2つのコレクションが展開。そのうちのひとつ「Tiles」コレクションは、フランスを拠点に活動する建築家でデザイナーのインディア・マダヴィ(India Mahdavi)による4種類のタイルと、Teruhiro Yanagihara Studioによる3種類のタイルをそれぞれラインナップ。今月より受注販売を開始し、オフィシャルサイトからタイルサンプルの購入も可能となる。

「Tiles」コレクションでは、ダントーが1885年から積み重ねてきたクリエイションに敬意を払いつつ、その要素を再編集。これからの100年も使いつづけられるような「タイルのスタンダード」をデザインした。

Photo by Mitsugu Uehara

一方、「Editions」コレクションでは、タイルの概念を捉え直し、その無限の可能性を模索する。多様なシーンでの想定やこれまでにない色・形の採用など、タイルの新たな価値を創造する試みだ。今回は両者によるテーブルやはしごなどの立体作品が登場する。End

Photo by Mitsugu Uehara

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