© ISSEY MIYAKE INC.

東京のISSEY MIYAKE GINZA / 445のCUBEでは、オランダの創作集団 We Make Carpetsによる特別展「Fold and Crease (Extended) —折るごとに、重ねるごとに広がるかたち—」を2025年4⽉27⽇（日）まで開催中。大阪・南船場のISSEY MIYAKE SEMBA | CREATION SPACEでも、5月3日（土・祝）から6⽉27⽇（金）まで開催される。

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We Make Carpetsは、2009年の結成以来、身の回りにある日用品や建築材料を素材として、独創的なインスタレーションを生み出してきた。彼らの活動の背景には、大量生産されたものは、その生産量と入手のしやすさにより、また使われたり捨てられたりすることにより、本来の美しさを失っているという考えがある。

彼らはスポンジや使い捨てのフォーク、洗濯ばさみといった日用品を大量かつ緻密に並べることで、ものに潜む見過ごされていた美しさを浮き彫りにする。作品に現れる文様などはあらかじめ計画したものではなく、現場で素材を扱いながら、即興の共同作業で完成させることが特徴だ。

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今回の展覧会では、2024年4月にミラノの旗艦店 ISSEY MIYAKE / MILANで発表されたインスタレーション「Fold and Crease」を発展させ、新作も追加する。60,000本もの竹串の先端を手作業で色づけして一本一本並べた「Skewer Carpet 2」をはじめ、彼らがイッセイミヤケの服づくりに宿るクラフツマンシップやテキスタイルの特性から着想を得たインスタレーションで空間を彩る。

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ふだん見慣れた日用品が、秩序をもって配置されることで、色彩やパターンをまとい、思いがけない視覚的リズムを生み出す。We Make Carpetsの手仕事が日常の素材で織りなす、非日常的な景色を楽しみたい。