国内最大級の日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK 2025 at ROPPONGI HILLS」が、2025年4月18日（金）から4月29日（火・祝）まで東京の六本木ヒルズアリーナで開催される。

今回は、全国から厳選された120の酒蔵と15店のトップレストランが集結。連日異なるテーマを設定し、テーマに合わせた酒蔵を1日10蔵限定で紹介する。訪れるたびに新しい発見があり、自分の好みに合った日本酒を見つける楽しみが広がるイベントだ。

会場デザインは、毎年異なるテーマで日本の文化や四季などのエッセンスを取り入れ、国内外で活躍する建築家がインスタレーションを担当している。今年は、原田真宏と原田麻魚が率いる建築設計事務所「MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO（マウントフジアーキテクツスタジオ）」が手がける。

同事務所は、今年のテーマに「棟上ゲ（むねあげ）」を掲げる。建物の最後の部材である棟木を取りつけ、骨組みが無事に立ち上がったことを感謝するこの行事には、「日本酒」が欠かせない。そんな日本独自の伝統を再解釈し、会場に巨大な棟上げの空間をつくり上げる。

宙に浮かぶような超現実的なインスタレーションは、最新のシミュレーション技術で解析されたテンセグリティ構造によるもの。日本酒や木造技術の伝統を未来に継承していく象徴となるだろう。