ノルウェーの建築設計事務所 スノヘッタ（Snøhetta）は、イタリアの家具メーカー MDF Italiaのために、従来のソファを再考したモジュール式のソファシステム「Array」をデザインした。

人間工学に基づいた設計により、さまざまな場面に対応する柔軟性と快適性を徹底して追求した「Array」。モジュールを6種類に限定し、シンプルかつコンパクトなデザインにすることで、あらゆる空間へのシームレスな配置や、多用途での自由なレイアウトが可能となる。

ベース部分の製造にはリサイクル素材を取り入れ、射出成形を採用。素材の使用量を最適化して環境に配慮するとともに、中空の軽量構造によりモジュールの分解・追加・再配置がしやすい設計とした。修理・交換・リサイクルも簡単で、リサイクル素材を51%使用したバイオフォーム製のクッションは取り外しや交換ができる。

張地のテキスタイルは豊富なカラーと種類を用意しており、カスタマイズが楽しめるほか、伸縮性のあるロープを搭載しているため交換もスムーズに行える。

また、「Array」に合う3種類の仕上げの異なるサイドテーブルシリーズも登場。ソファモジュールと同様にシンプルかつ柔軟なデザインであり、4タイプを簡単に組み合わせられ、そのうちの1つはモジュールのあいだにも設置できる仕様となっている。