Model：川代健次郎（かな書道家）／河瀨直美（映画作家）
Photo by 二文字琢也（SABFA）

「対話」を通じて世界の至るところにある「分断」の解決を試みる大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater – いのちのあかし –」は、 2025年2月27日にアテンダントスタッフのユニフォームとオリジナルメイクを発表した。

映画作家の河瀨直美がプロデューサーを務める同パビリオン。ユニフォームはファッションブランド「minä perhonen（ミナ ペルホネン）」が企画・デザインを担当し、オリジナルメイクは資生堂ビューティークリエイションセンターのヘアメイクアップアーティストらが手がけた。

コートジャケット、レインコート、Tシャツ、サコッシュ、バンダナ、靴下で構成されるユニフォーム

ユニフォームは、「Dialogue Theater」のロゴである吹き出しのモチーフを全体にあしらい、多様な対話が飛び交うパビリオンのあたたかく楽しげな雰囲気を表現。

コートジャケットの打ち合わせ部分は、従来の常識や男女の慣習などを取り払い、多様なテーマについて考えてみようというメッセージを込め、右と左の生地が対話をするように重なり合うデザインとした。バンダナは、アテンダントスタッフの個性やその日の気分によってさまざまな巻き方が可能。

「対話はそれぞれの違いを認め合うあたたかい雰囲気のなかでこそ成り立つ」という考えのもと、スタッフ自身が装いにアレンジを加えられるように設計されている。

レインコート

Tシャツ

コートジャケット

また、資生堂によるオリジナルメイクは、対話によって社会と繋がり、コミュニケーションを図っていく上で「美の力」は大切なものだと考えて、コンセプトに「Dialogue Beauty（ダイアローグ ビューティー）」を掲げる。

資生堂のヘアメイクアップアーティストが監修するヘアメイクは、年代やジェンダーにとらわれず、一人ひとりの個性を大切にすることを目指す。フェイスアクセサリーは、吹き出しのモチーフを模しており、年代やジェンダーの隔てなく、その日の気分に合わせ付け替えられる。