良品計画は、奈良県吉野郡吉野町にて地域共生型の宿泊施設 「MUJI room SAKAMOTOYA」を2025年3月22日（土）にオープンする。これに先駆けて、2月27日（木）より宿泊予約受付を開始した。

「地域に溶け込むもうひとつのくらし」をコンセプトに、さまざまな地域で良品計画の世界観を体感できる宿泊・滞在・体験のプロジェクト「MUJI STAY」を手がけている。そのうちのひとつである「MUJI room」は、ホテル・旅館・貸別荘といった地域の既存施設のなかにつくられた、MUJIのあるくらしを体感できる空間だ。

今回オープンする「MUJI room SAKAMOTOYA」では、古代から自然信仰の地として栄えてきた奈良・吉野にある1928年創業の旅館「坂本屋」と協働。全6室のうち3室をリノベーションし、日常を離れて吉野の四季を感じながらゆったりと過ごせる部屋に仕上げた。

内装には吉野杉をはじめ、循環型の地域資源を採用。既存の天井や柱、木枠の一部の建材、眺めのよい開放感のある大きな窓などは活かし、宿の歴史や風情を残しながら、無印良品の家具と吉野地域で活動する作家の作品を配置した。

「typeA」
1階にある広さのあるツインルームで、窓一面に吉野山の雄大な景色が広がる。吉野杉などの地域材を用いた空間で、自然を感じながらリラックスして過ごすことができる。

「typeB」
2階にあるコンパクトな和室タイプのツインルームで、ローテーブルや座椅子を配置。温かみのある空間が味わえる。

「typeC」
2階にあるコンパクトなダブルルーム。2面採光で明るく、窓の外に広がる吉野の自然を存分に体感できる。
※いずれのタイプもバス・トイレ・洗面は共用。

さらに、地域の暮らしを感じられるサービスとして、吉野の自然の恵みで作ったアメニティのほか、旅館が作る地元食材を使った朝食・夕食をオプションで用意。また、地域のガイドが吉野山のハイライトを案内するプライベートツアー「歩いてめぐる吉野山」、木のプロの案内で吉野の製材所などを見学する「フォレスターツアー」、現役の職人から学ぶ「手漉き和紙体験」といった地域体験もオプションプランとして楽しめる。