トーキョーハチオウジン JAPONESQUE

東京都八王子市にてクラフトジンを製造する東京八王子蒸溜所は、「トーキョーハチオウジン」シリーズの新作「トーキョーハチオウジン JAPONESQUE（ジャポネスク）」の販売を2025 年季節限定で開始した。

トーキョーハチオウジンは、ジンのスタンダードである「ロンドンドライジン」に引けを取らないものをつくる、という思いから生まれた東京発のクラフトジン。世界中で地域性やボタニカルの違いで差別化を図るクラフトジンが誕生するなか、同シリーズは緑と水に恵まれ自然が身近に感じられる八王子で、東京ならではの新しいテイストを追求している。

今回登場した「トーキョーハチオウジン JAPONESQUE」は、クリエイティブディレクションおよびアートディレクションをプロダクトデザイナーの辰野しずかが担当。日本らしい表現方法や美意識をベースに素材選びと設計を行い、アルコール度数47％と古き良き本格派のロンドンドライジンのスタイルを継承しつつ、日本の深い森を感じる檜や山椒の香り、雅と奥ゆかしさを併せもつ梅や菊、大地の香りを余韻として残す牛蒡（ごぼう）や蓬（よもぎ）といった、日本の素材を厳選して使用している。

撮影：井上昌明

ベーシックなドライジンという印象でありながらも、日本の自然を感じさせる花、実、樹木、根をバランスよく配合。素材の存在感をしっかりと残す一方で、移ろいゆく四季折々の気配を感じさせる、日本の美意識をまとった本格派のドライジンができあがった。