NEWS | プロダクト
2025.02.27 10:00
日本のカメラメーカー シグマは、2025年2月24日に新しいVIを公開。このVIが適用されたフルサイズミラーレスカメラ「Sigma BF」を2025年4月に発売する。
ワードマークの刷新に加え、創業時より使用していたシンボルマークを現在の視点で再解釈し、新たなビジュアルとした。シグマの社名の由来でもある「総和」から、同社に関わる全ての人々の、技術、知識、経験、英知、情熱の総和によって最高の製品を提供するという、創業以来の信念をギリシャ文字の「Σ」で象徴している。デザインを手がけたのはスウェーデン・ストックホルムを拠点とする国際的なデザインエージェンシー「Stockholm Design Lab」。
また、アーティストとの協働プロジェクトなどを展開していくことを発表。その先駆けとして、Solve Sundsbo、Julia Hettaによる「Art Projects」を公開した。
「Sigma BF」は、直感的な撮影体験を提供するためにあらゆる要素を削ぎ落した、これまでにないシンプルなデザインが特徴だ。このボディを実現するために採用されたのは、7時間をかけてアルミニウムインゴットから削り出された継ぎ目のないユニボディ構造である。本体は約388gと軽量である一方、金属ならではの心地よい重量感や剛性感を備えている。
ユーザーインターフェイスは、3つの感圧式ハプティックボタンとダイヤルのみであらゆる設定ができ、シャッタースピード、絞り値、ISO感度、露出補正、カラーモードといった主な要素も指先ひとつで瞬時に操作可能。選択中の設定はステータスモニターで確認し、ライブビュー画面は必要最小限の情報のみを表示させるため、構図や被写体に集中して撮影ができる。
レンズマウントはLマウントを採用。搭載された有効画素数約2400万画素の35mmフルサイズセンサーは、緻密なディテールを捉える優れた画質を提供し、ハイブリッドオートフォーカスシステムにより、動きの速い被写体を正確に捉えてくれる。さらに、最大6Kの動画撮影は、効率の高いHEVCエンコーディング、L-Logに対応し、最大120fpsのフレームレートで収録が可能だ。
カラーはシルバーとブラックを展開。内蔵ストレージは230GBで、JPEG画像は14,000枚以上、動画は2.5時間以上を記録する。また、USB-Cポートは高速充電とデータ転送に対応している。