NEWS | プロダクト
10時間前
フレグランス事業を手がける東京・銀座の大香は、その日の気分を香りと色でカスタマイズするホームフレグランス「&hugs(アンド ハグス)」を2025年3月中旬に発売。コロナ禍を経て日常におけるフレグランスの役割が増すなか、同社は新ブランドをつうじて香りを新しい価値観として提案する。
ディフューザーのデザインは、クリエイティブディレクター・デザイナーの辰野しずかが担当。感情や香りを視覚的にも楽しめるプロダクトをコンセプトとした。
ユーザーはネガティブな感情を癒す香り(ベースノート)と、その感情をハグする香り(トップノート)の2色の液体を自身で調香し、それがフィルターが吸い上げ混ざり合うことできる、マーブル状のグラデーションと香りを楽しむことができる。
香りは、等身大の自分を包み込む基本の香り「Hugs」(ハグスル:イエロー)をベースノートとして、オレンジスウィートの明るい香りで前向きな気分をサポートする「Hasty」(オッチョコチョイ:レッド)、ヒノキの香りでリラックスとリフレッシュを促す「Lazy」(グウタラ:グリーン)、ジンジャーとペパーミントによるスパイシーな香り「Sensitive」(キニシチャウ:ブルー)という、3種類をトップノートとして用意。
ディフューザーのデザインについて辰野は、「ガラス本体は、分厚い半透明ガラスの屈折効果で色や模様が柔らかく広がる視覚効果を狙い、プロダクトの根幹になるグラデーションがより情緒的に楽しめるシンプルな形状に設計しました」と語っている。
器は切削した分厚いガラスに擦り加工を施し、繊細かつシャープな佇まいに仕上げた。香料を吸い上げる紙フィルターには、水墨画に用いられる徳島県の伝統工芸・阿波和紙のひとつ「竹和紙」を採用。吸水性と発色に優れ、「&hugs」特有のマーブル状のカラーグラデーションが美しく現れる。