WOW、衝動と非合理を掛け合わせて
創造価値を導くプロジェクト「ICEBERG」始動

メディアを横断した表現活動を展開するビジュアルデザインスタジオ WOWは、新しいプロジェクト「I.CEBERG(アイスバーグ)」を開始。2025年夏には展覧会を開催する。

アルゴリズムの高度化により、ユーザーの嗜好に最適化したコンテンツが切れ目なく提供され、ビジネスや創作の現場では、AIによる集合知がアウトプットまでのプロセスを大幅に短縮してきた。

その一方で、こうしたテクノロジーの利便性や効率性は、クリエイティブの大量生産・瞬間消費、嗜好の固定化、プロセスの短絡化による本質の見落としといった、さまざまな懸念も生み出している。

このような状況下で、WOWは所属する個々のクリエイターがもつユニークネスと創作への衝動をベースに、多種多様な表現を提案してきた。今回のプロジェクトでは、5人のクリエイターが各自の衝動をもとにした作品を制作する。

TAKESHI FUNATSU

HIRONOBU SONE

TAKUMA SASAKI

TAKAFUMI MATSUNAGA

RYO KITABATAKE

クリエイティブを生み出す際に重要なのは、トレンドやマーケット・インの視点に頼らず、迷いやゆらぎ、方向転換といった試行錯誤から学びや創作の飛躍を引き出し、より豊かな表現へと至ることだ。つまり、プロセスを最適化するのではなく、非効率・非合理なプロセスを経由することで新たな視点を見出す。

「I.CEBERG」では、ビジュアルデザインスタジオとしてより多彩で深みのある表現を追求し、社会と新たな視点や世界の豊かさを共有できる媒体への発展を目指している。End