NEWS | テクノロジー / プロダクト
19時間前
日本人の睡眠時間は先進国を含む世界33カ国で最下位※とされ、睡眠不足による経済的な損失も少なくない。こうした睡眠後進国・⽇本の課題を解決しようと、経済産業省、NTT DXパートナー、東京のクリエイティブスタジオ コネルの3社は、未来の睡眠をテーマとした、持ち運べる睡眠システム「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」と、同システムを搭載した「分眠」ダウンコートを開発した。
※OECD, Gender data portal 2021: Time use across the world
「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」を搭載した「分眠」ダウンコートは、最先端の技術と伝統的な知恵を融合したプロダクトで、持ち運び可能な睡眠環境を提供する。
ウェアラブルデバイスのモニタリング機能により、ユーザーの睡眠状態やストレス値、⼼拍数などの⽣体データを記録し、最適なタイミングで睡眠を促す。さらに、ヘッドギアに内蔵された密着性能の⾼いヘッドホンにより、外界の喧騒を遮断し、⼊眠しやすい周波数帯域の2種類の⾳楽(※ニューロミュージック)をダイレクトに届ける。
※ニューロミュージックとは、脳波の特定の帯域を増強・減衰させ、集中力やリラックス効果などの特定の効用をもたらす音楽のこと。音楽と脳科学を組み合わせ、神経科学の観点から生まれた新しい音楽のジャンルである。音楽家 Kazumichi Komatsuが、次世代型ウェアラブル脳波計の開発とニューロテクノロジーの社会実装を行うVIEが提供するニューロミュージック作成ソフトウェアを用いて、「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」専用に開発した音楽を使用。
そして、⼊眠に適した⼣焼けの⾊に近い⾚⾊灯照明が明滅し、目覚めのときには心地よく起きられる楽曲と青色照明に切り替わる。⽇本古来の防寒着「夜着」を再解釈したデザインのウェアは、中わたに遠⾚外線効果のある光電⼦繊維を採⽤し、着⽤者の体温で内部の温度を維持する。
このシステムは、健康診断結果をはじめとする体重・⾎圧・⾎糖値などの情報や、ウェアラブルデバイスやセンサー機器などで取得される⾷事・運動・睡眠といった健康医療情報などいった、利⽤者のPHR(パーソナルヘルスレコード)データと連動している。
これらの情報を活⽤することで、病気の予防や健康づくり、健康寿命の延伸や未病対策のための新たな産業創出、既存の商品・サービスの質の向上が期待されている。
2025年⼤阪・関⻄万博での本展⽰に先駆けて、2⽉に東京・原宿にてダウンコートの体験会を開催。そのほか、プロダクトの商⽤化も⽬指している。
「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」先⾏体験会
- ⽇時
- 2025年2⽉7⽇(⾦) 10:30~19:30
2025年2⽉8⽇(⼟) 10:30~19:30
※7⽇、8⽇ 14:30〜15:30はシステムメンテナンス。 - 応募
- 事前予約制(https://airrsv.net/sleepapparel/calendar)
- 会場
- Frame Gallery(東京都渋⾕区神宮前4-27-6 Y.S.JビルB1)
- 詳細
- https://www.apparel.zzzn.jp/