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16時間前
昨今では、交通事故の削減や交通渋滞の緩和、運転負荷の軽減や運転手不足への対応を目的に、国内外の自動車メーカーが自動運転技術の開発に取り組んでいる。その最上位にあるのが、あらゆる条件下で車が人間の代わりにすべての運転操作を行う「完全自動運転」(レベル5)である。
東京都品川区に本社を置く「チューリング(TURING)」は、この完全自動運転技術システムの開発を手がけている。「自動運転に必要なのは良い目ではなく良い頭である」というコンセプトのもと、センサーや高精度地図を介在させるのではなく、車両周囲の状況認識から判断、操蛇までを行ういわゆる「E2E自動運転」に必要な高度なAI開発を目指す。
同社は2023年に開催された展示会「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にて、自社開発のコンセプトカー第1弾「Turing Falcon」を公開。自社で開発したシャシやボディ、開発中の「IVI(In-Vehicle Infotainment、車載インフォテインメント)」ディスプレイが特徴だ。
この「Turing Falcon」の車両デザイン、インテリア、UIデザインをサポートしているのが、デザインコンサルティングファームのキワ・アート・アンド・デザインだ。展示会ではブースデザインのディレクションも担当。コンセプトに「プライベートショールーム」を掲げ、チューリングが手がける車両を細部までゆっくりと鑑賞できる空間を構成した。
また、チューリングは、E2E自動運転システムや生成AIの開発には欠かせない大規模な計算資源を確保するため、自社の専用計算基盤「Gaggle Cluster(ガグルクラスター)」を構築。開発に必要な計算リソースを柔軟に利用できる環境を整えている。
この「Gaggle Cluster」の紹介においても、キワ・アート・アンド・デザインが支援。96基のNVIDIA H100 GPUを搭載したサーバールーム内でのデータの流れを可視化するインスタレーションアートを手がけた。
床には生成AIを用いて再創造した東京の街並みを描き、床から天井まで伸びる彫刻のような立体地図を制作。サーバーのデータ抽出の様子を光で表現するなど、チューリングによる完全自動運転の実現に向けた取り組みを、同デザインファームがデザイン面で的確に具現化している。