NEWS | インテリア / ビジネス
2025.01.27 14:21
コクヨは、イタリアの家具ブランド「マティアッツィ(MATTIAZZI)」が手がけるチェアの日本国内での販売を2025年1月より開始した。最先端のデザイン力と高い技術力をもつ家具ブランドと提携し、オフィスデザインの提案を強化することがねらいだ。
昨今は人々の働き方や仕事に対する価値観が多様になり、出社のメリットやオフィスの意義が再考されるなかで、豊かな木質空間を導入したいというニーズも高まりつつある。今回コクヨは、各企業がもつ「らしさ」を表現するには、世界的なプロダクトデザイナーによるデザインと高い木工技術を誇る「マティアッツィ」のプロダクトがふさわしいと考え、両社の提携に至った。
1978年に北イタリア出身のマティアッツィ兄弟が設立した「マティアッツィ」は、木製家具の製造が盛んな地域で培った木工技術をもとに、質の高いFSC認証材を用いて環境に配慮したものづくりを行うインテリアブランドである。多くのプロダクトにはビスなどの金属素材をできる限り使わず、木の素材感や造形の美しさにこだわった造形が特徴である。
ブランドディレクターにはプロダクトデザイナー コンスタンティン・グルチッチを迎えるとともに、ブルレック兄弟やジャスパー・モリソンらとのコラボレーションを展開。「クレリチ(CLERICI)」「クッチーノ(CUGINO)」「オッソ(OSSO)」「プリモ(PRIMO)」といったチェアやスツールをはじめ、エッジの効いた独特なデザインのプロダクトを次々に生み出している。
コクヨは、導入の対象としてオフィス、教育施設、医療施設、官公庁施設などを想定。「マティアッツィ」のプロダクトを通じて、各企業が求めるオフィス空間の構築をサポートし、ワーカーのエンゲージメントの向上やチーム力の最大化を提供することを目指している。