福井県敦賀市に本社を置く幼児向け教材・教具の製造会社 ジャクエツがデザインした屋内型こどもの遊び場「おおの天空パーク OSORA（おそら）」が、同県大野市にて2025年1月25日（土）にオープンする。

日本海側に位置し、頻繁に雨や雪が降る福井県は、子どもたちが屋外で遊べない日が多いという課題を抱えている。こうした事情から、福井県では、日本一幸福な子育て県「ふく育県」の実現するための一環として、県内全17市町に最大1億円の全天候型遊び場の整備補助制度を創設した。そのひとつとして「おおの天空パーク OSORA」が誕生した。

ジャクエツは、雄大な自然に恵まれ、城下町とともに発展した大野の街をテーマとしたあそび場を構想。設置された遊具は全部で12種類あり、城・街・雲・山・水・雪の6つのエリアは乳児期・幼児期・児童期の各年代に合わせて難易度を変えるなど、子どもたち一人ひとりの個性や成長に寄り添う空間となった。

なかでもひときわ目を引くのは、大野市のシンボルである大野城をモチーフにした高さ6ｍのタワー遊具。これを囲うように広がるネット遊具は、「天空の城」として知られる大野城の雲海をイメージしている。

そのほか、城下町の町屋をイメージした複合遊具、山岳をイメージしたクライミングウオール、大野の山々をイメージした築山とだんだんベンチなど、大野のさまざまな魅力を再現した施設となっている。