ISSEY MIYAKE「On Kamiko ー紙⾐によせてー」開催中
銀座と南船場で、制作過程を追った映像を上映

NEWS ｜ファッション / 展覧会

5時間前

ファッションブランド ISSEY MIYAKEは、展覧会「On Kamiko ー紙⾐によせてー」を、東京・銀座のISSEY MIYAKE GINZA 445および大阪・南船場のISSEY MIYAKE SEMBAで開催している。

日本人の生活に古くから息づいてきた和紙は、ISSEY MIYAKEにとって、服づくりに新たな表現をもたらしてきた素材だ。 ISSEY MIYAKE 2025年春夏コレクションでは「The Beauty of Paper」をテーマに、紙がもつ質感から生まれる感情にフォーカスし、紙の普遍的な親しみやすさと、詩的で原初的な魅力を落とし込んだ。コレクションの起点となったのは、千年以上続く和紙の歴史と、その伝統的な製法への敬意から⽣まれた「紙⾐（かみこ）」と呼ばれる衣服で、⿇の繊維からつくられる「⿇紙（まし）」を素材としている。

本展では、コレクションで発表した紙⾐を中⼼に、その制作過程を追った映像を上映。希少な国産⿇を種から育てる⿇農家や、1300年の歴史を持つ和紙⼯房とのものづくり現場を撮影し、和紙の魅⼒や完成した紙⾐について語る⼯房の声を伝える。また、ISSEY MIYAKEデザイナー近藤悟史が、和紙や紙素材を探求するに⾄った背景やコレクションへの想いを振り返る。

さらに、インスピレーションの源となった広島・尾道の宿泊施設LOGで撮影した2025年春夏コレクションのシーズンビジュアルを展⽰する。国産⿇の収穫から加⼯を経て、⼿漉きされた和紙を折り、何度ももみほぐす作業を重ねて⽣まれた紙⾐。⾃然と⼈の技が織り成す有機的な時間の流れが宿る豊かさと美しさを、和紙で設えた空間でぜひ体感したい。 End