NEWS | グラフィック / フード・食
2025.01.06 11:30
フォントメーカーのフォントワークスは、焼きたてカスタードアップルパイ専門店「RINGO」のためにカスタムフォント「RINGO TYPE BOLD」を開発。同書体を用いたデザインは2024年12月より各所で導入され、今後は店舗ディスプレイなどで使用される予定だ。
「RINGO」は、「お菓子を、進化させる。」をビジョンに掲げるBAKEが展開するブランド。「原材料にこだわり」「手間を惜しまず」「フレッシュな美味しさ」を追求し、工房一体型の店舗で焼き上げたできたてのアップルパイを提供している。
今回開発された欧文書体「RINGO TYPE BOLD」は、フォントワークスの書体デザイナー 中村勇弥が手がけた。既存のRINGOのロゴタイプの特徴である太さや幾何学的な形状、極細のスリットや線を書体デザインのベースとし、ポップで大胆なデザイン書体でありながらも、繊細な視覚調整やスペーシング、カーニング調整を行うことで、可読性を確保している。
さらに、ロゴの個性がもっとも強く表れるA、C、O、V、W には、見慣れた形に近いオルタネート(異体字)を用意。短いフレーズから長めの文章まで、どんなテキストでもRINGOらしさを表現することができる。また、複数のオルタネートだけでなく、愛らしい記号やリズミカルな数字も備え、RINGOらしさを追求した。
中村は、「街で見かけたRINGOのロゴに惹かれ、魅力的に映る理由を考えているうちに、ぜひ書体にしたいと思いました」と、フォント制作の経緯を語る。RINGOのブランドデザインのコンセプト「シンプルかつミニマル」「上質さ」「こだわり」「とっておき」を反映させた遊び心があふれるRINGO TYPE BOLDをぜひチェックしてみよう。