NEWS | ファッション / 見本市・展示会
2025.01.10 11:30
住友グループは、2025年4月に開幕する大阪・関⻄万博での「住友館」出展に向けて、スタッフが着用するアテンダントユニフォームを公開。ジャケット、パンツ、インナー、ハット、シューズなどで構成され、着用する人の身体的な特徴やパーソナリティを活かす2種類のユニフォームを用意する。
デザインは、ファッションブランド「YOHEI OHNO(ヨウヘイ オオノ)」を手がける、大野陽平が担当。ジャケットは、森や自然、いのちをテーマとする住友館に着想を得て、スタッフの活動を支える機能性を保ちつつ、ゆったりとしたプリーツを採用して特徴的なシルエットに仕上げた。
ジャケットとのバランスを考えたパンツは、YOHEI OHNOの定番アイテムをベースにデザイン。霧が漂う空間における快適性や動きやすさを意識しながらも、丈感やサイズなどの細部へのこだわった。
さらに、帽子専門店 Haute Mode Hirataのブランド「saki et show(サキ エ ショウ)」とコラボレーションした立体感のあるハットも制作。これらの素材には、回収されたペットボトルから生まれる特殊⻑繊維用ペレット「bottlium®(ボトリウム)」を用いた繊維が採用されている。
一方、サイクリングトップをイメージしたスポーティーなデザインが特徴のインナーは、首元に配した「襟風の切り替え」により、フォーマル感を演出。収納力のあるウエスト後部のポケットは、独自のフォルムを形づくるデザインとしても機能する。素材には、吸熱と放熱の特性をあわせもつ温度調節樹脂「コンフォーマ®」の繊維を採用し、長期的な運営に備え機動性を高めた。
また、シューズは、シューメーカーのAPOLLO(アポロ)と、YOHEI OHNOのシューズを手がける Sellenatela(セレナテラ)のデザイナー 榎本郁栄との共創によるもの。シルエットはジャケットやパンツとの統一感を考えつつ、カラーリングはコントラストを強調した。履き口が柔らかいエラスティック仕様により、機能面の充実も図られている。