NEWS | インテリア / 展覧会
2025.01.10 10:30
カリモク家具は、東京・西麻布のKARIMOKU RESEARCH CENTERにて、2つのエキシビションで構成される展覧会「Survey 01:NEW TRADITION」を2025年1月11日(土)から3月28日(金)まで開催。日本の家具文化がもつ魅力や長所を再発見し、それを新しい視点で再構築することで、未来に向けて継承していく可能性を模索する。
同施設1Fの「THE ARCHIVE」では、日本の伝統的な生活スタイルについて、ロサンゼルスを拠点に活動するデザインスタジオ WAKA WAKA(奥田慎一郎)をリサーチャーに迎えて展示を行う。
WAKA WAKAは、カリモク家具の過去のコレクションや日本の家具のアーカイブをリサーチし、現代の欧米文化の視点を交えて再解釈することで、2つの文化が持つ特長を融合させた新しい家具やホームオブジェクトと共に、新しい生活スタイルを紹介。カリモク家具の高度な塗装技術と張り込みの技術に着目し、これらの技術を駆使して製作した19点のアイテムを展示する。
さらに、このプロジェクトでは「Atmospherizm(アトモスフィアリズム)」という新たなスタイルを提唱。これは、空間のエネルギーやトーン、ムードといった要素を再定義して、新たな空気感を創造するための概念であり、日常をまるで新しい体験であるかのように感じられる家具を提案する。
また、WAKA WAKAが以前に発表したオリジナルの茶室を、今回の展示のために再現。千利休がつくったとされる国宝・妙喜庵「待庵」に着想を得てデザインされた茶室を、今回はカリモク家具の技術を用い、前回とは異なるアプローチで新たに製作する。会期中には、この茶室を使用したティーセレモニーの開催も予定している。
一方、B1Fの「THE STUDY」では、エド・ビーとジャレッド・ブレイクによるニューヨークのデザインスタジオ Lichen(ライケン)とのコラボレーションを展示。「Karimoku Re:issue by Lichen」というコンセプトのもと、カリモク家具の往年のソファに独自の解釈を加え、新たな表情を施したソファを発表する。現代社会において「くつろぐ」という行為を新たな贅沢として再定義し、未来に向けた「新しい伝統」となる特別な体験が味わえる。
KARIMOKU RESEARCH「Survey 01:NEW TRADITION」
- 会期
- 2025年1月11日(土)~3月28日(金)
- 営業日
- 月曜日~金曜日・祝日(土・日休業)
※ 1月11日(土)、1月12日(日)のみ特別営業。 - 営業時間
- 12:00~18:00
- 休館日
- 不定休
- 会場
- KARIMOKU RESEARCH CENTER(東京都港区西麻布2丁目24-2)
- 詳細
- https://www.karimoku-research.com/
ティーセレモニー
- 日程
- 2025年1月11日(土)
- 時間
- 12:00~17:00 ※全10回・各回15分間。
- 定員
- 各4名 ※先着順。
- 内容
- WAKA WAKAがデザインした移動可能な茶室のなかで、堀井七茗園・堀井氏によるお抹茶と、嶋ゞ・小島氏による和菓子を堪能できる。
- 会場
- KARIMOKU RESEARCH CENTER
- 詳細
- 公式Webサイトまたは公式Instagramを確認すること。
トークイベント
- 日程
- 2025年1月11日(土)
- 時間
- 18:00~21:00
- 定員
- 50名 ※先着順。
- 内容
- WAKA WAKA(奥田慎一郎)と、カリモク家具(加藤洋)のトークイベントを開催。展示の解説だけでなく、WAKA WAKAとカリモク家具の出会いや技術や素材選びのプロセスを紹介する。
- 会場
- KARIMOKU RESEARCH CENTER
- 詳細
- 公式Webサイトまたは公式Instagramを確認すること。