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14時間前
ファッションブランドの「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(エイポック エイブル イッセイ ミヤケ)」は、東京を拠点とするファッションラボラトリー「Synflux(シンフラックス)」と協業したプロジェクト「TYPE-IX Synflux project」から、新モデルのジャケットを2025年1月6日(月)に発売する。
最先端のデジタル技術を駆使してファッションデザインの革新を目指すデザインラボラトリー Synfluxは、衣服の製造過程における課題のひとつである廃棄テキスタイルを減らすため、幾何学やアルゴリズムを応用した新たなデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」を開発・運用している。
同ラボが掲げるプロジェクトのテーマは、「効率化を超えたデジタルな創造性とは何か?」。情報と物質が複雑に織りなす「生成技術時代のデザイン」のひとつとして、膨大なシミュレーションから美しい衣服を創造するプロセスの可能性を模索している。
今回はAI時代における衣服デザインのあり方を探究するプロジェクトとして、「Algorithmic Couture」を用いた新たなジャケットを製作。アルゴリズムによる膨大なシミュレーションから導き出された最適なパターンは、衣服の機能性や意匠を損なわず、なおかつ生産時の布の廃棄を最小限に抑えるなど、合理的で美しく持続可能なデザインを実現した。
原型となったのは、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEが独自開発した、着る人が自由に形をつくれる形状記憶素材「TYPE-U」を用いたジャケットだ。地層のように刻まれたカットラインを施した「STRATA」と、一枚岩の彫刻がそびえ立つような四角形のカットラインが特徴の「MONOLITH」の2つのモデルを展開する。
京都市中京区のISSEY MIYAKE KYOTOでは、2025年1月6日(月)から2月25日(火)まで同プロジェクトにフォーカスしたKURA展「TYPE-IX Synflux project」が行われる。
KURA展「TYPE-IX Synflux project」
- 会期
- 2025年1月6日(月)~2月25日(火)
- 会場
- ISSEY MIYAKE KYOTO
(京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89) - 詳細
- https://www.isseymiyake.com/blogs/kyotokura/17664?_pos=2&_sid=b96a6efaf&_ss=r