NEWS | インテリア / 展覧会
2024.12.19 13:10
東京・清澄白河にあるギャラリー stoop・topsoは、1930〜1970年代のイタリアデザインにフォーカスした「イタリアモダンデザイン展」を2025年1月8日(水)から1月20日(月)まで銀座三越にて開催する。
1950年代以降に花開いたイタリアモダンデザインは、哲学的・人文学的な考えをもつデザイナーと、合理主義的な考えをもつ起業家の2つの思想・文化が出会い、これらが融合することにより成立した。
また、「イタリアモダンデザインの父」と呼ばれるジオ・ポンティ(Gio Ponti)をはじめとして、チェーザレ・カッシーナ(Cesare Cassina)、ディノ・ガヴィーナ(Dino Gavina)ら、ビジネスだけでなく文化を創造しようと夢見た起業家たちが、数々の中小ブランドを興した時代でもある。
同展では、イタリアモダンデザイン黄金期を彩ったデザイナーたちの作品を網羅的に紹介。多様なブランドを支えた職人たちの高い技術力のもと、工業化の流れのなかで生み出された美しいプロダクト全80点以上を展示・販売する。
また会場では、ジオ・ポンティが創刊したインテリア雑誌「Domus(ドムス)」50冊以上を含む同時代のデザイン関連書籍、1932年にジオ・ポンティが設立した現存するイタリア最古の照明ブランド「Fontana Arte(フォンタナアルテ)」社が収集した当時の資料や文献なども展示する。
企業やデザイナーが明るい未来を目指し、協働を重ねることで、数々の名作を生み出したイタリアモダンデザイン。同展は、その魅力に触れるまたとない機会となるだろう。
イタリアモダンデザイン展
- 会期
- 2025年1月8日(水)~1月20日(月)
- 営業時間
- 10:00〜20:00(最終日18:00終了)
- 会場
- 銀座三越 新館7階 催物会場
(東京都中央区銀座4-6-16) - 詳細
- https://topso.jp/blogs/exhibition/italian-modern-design