1930〜1970年代のイタリアデザインにフォーカスした
「イタリアモダンデザイン展」開催

東京・清澄白河にあるギャラリー stooptopsoは、1930〜1970年代のイタリアデザインにフォーカスした「イタリアモダンデザイン展」を2025年1月8日(水)から1月20日(月)まで銀座三越にて開催する。

「mod.839」 by Ico Parisi for Cassina, 1955

「SUPERLEGGERA」 by Gio Ponti for Cassina, 1957

「Gatto Piccolo」 by Achille & Pier Giacomo Castiglioni for FLOS, 1960

1950年代以降に花開いたイタリアモダンデザインは、哲学的・人文学的な考えをもつデザイナーと、合理主義的な考えをもつ起業家の2つの思想・文化が出会い、これらが融合することにより成立した。

また、「イタリアモダンデザインの父」と呼ばれるジオ・ポンティ(Gio Ponti)をはじめとして、チェーザレ・カッシーナ(Cesare Cassina)、ディノ・ガヴィーナ(Dino Gavina)ら、ビジネスだけでなく文化を創造しようと夢見た起業家たちが、数々の中小ブランドを興した時代でもある。

「LB7」 by Franco Albini for Poggi, 1957

「Apta series No.A012」 by Gio Ponti for Walter Ponti, 1970

「SORIANA」 by Afra & Tobia Scarpa for Cassina, 1969

「Metafora」 by Massimo & Lella Vignelli for Martinelli Luce, 1979

「Luna Orizzontale」 by Gio Ponti for TATO, 1957

同展では、イタリアモダンデザイン黄金期を彩ったデザイナーたちの作品を網羅的に紹介。多様なブランドを支えた職人たちの高い技術力のもと、工業化の流れのなかで生み出された美しいプロダクト全80点以上を展示・販売する。

また会場では、ジオ・ポンティが創刊したインテリア雑誌「Domus(ドムス)」50冊以上を含む同時代のデザイン関連書籍、1932年にジオ・ポンティが設立した現存するイタリア最古の照明ブランド「Fontana Arte(フォンタナアルテ)」社が収集した当時の資料や文献なども展示する。

企業やデザイナーが明るい未来を目指し、協働を重ねることで、数々の名作を生み出したイタリアモダンデザイン。同展は、その魅力に触れるまたとない機会となるだろう。End

イタリアモダンデザイン展

会期
2025年1月8日(水)~1月20日(月)
営業時間
10:00〜20:00(最終日18:00終了)
会場
銀座三越 新館7階 催物会場
(東京都中央区銀座4-6-16)
詳細
https://topso.jp/blogs/exhibition/italian-modern-design