デンマークのデザインスタジオ Norm Architects
ジュエリーのようなハンドルコレクションを発表

デンマークのデザインスタジオ Norm Architects(ノームアーキテクツ)は、コペンハーゲンに拠点を置くインテリア・プロダクトブランド「BRANDT Collective」のために、4種類のハンドルコレクションを発表した。

幅広いラインナップを展開する同コレクションは、時代を超越した素材と、ジュエリーのような細やかな表面加工に基づいており、それぞれが異なる表情をもつバイオフィリックなデザインが特徴である。

「LEAF」コレクションは、繊細で有機的な曲線を持つ取っ手部分と、しっかりとした厚みのあるベース部分の視覚的なコントラストが印象的なデザインだ。刃物のような薄いエッジに沿って光が当たると優雅さや洗練さが際立ち、握った瞬間にはハンドルがしっかりと手に馴染む。

「LEAF」コレクション

歴史ある衣服からインスピレーションを得た「BUTTON」コレクションは、なめらかな曲線や質感により、柔らかく優しい手触りを与えてくれるハンドル。ノスタルジーや時代を超えた優雅さを感じさせ、何世紀にもわたって使われ磨き上げられた、古色を帯びた美しいプロダクトを彷彿とさせる。

「BUTTON」コレクション

シンプルな円形の「TERRACE」コレクションは、古代ローマの階段やアーチといった古典的な建築要素や、アールデコ期に再発見されたモチーフを取り入れた、彫刻的でエレガントな表情が特徴。中央に向かって窪むハンドルは、表面に当たる光の強弱が変化することで、視覚的な奥行きが生まれる。そして、光と影の相互作用は、ハンドルに豊かなリズムをもたしてくれる。

「TERRACE」コレクション

目を引くような洗練された外観の「CARVE」コレクションは、日本の伝統的な木工の表面からインスピレーションを得ている。より小さなオブジェクトであり、異なる素材ではあるが、表面を彫るというアイデアを見事に昇華させた。手仕事を感じさせるごつごつとした手触りのあるハンドルの表面は、時間の経過や光の具合による多様な変化を見せる。End

「CARVE」コレクション

Photo by Jonas Bjerre-Poulsen & Christian Møller Andersen