NEWS | ソーシャル / プロダクト
2024.12.09 12:30
東京を拠点とする植林・育林ベンチャー GREEN FORESTERS(グリーンフォレスターズ)は、100年続く森づくりを行うためのクラウドファンディングを2024年12月1日(日)に開始した。
同社は、働き方改革やテクノロジー活用によって植林・育林の人材不足の解消を図りながら、広葉樹の混植や、種子から発芽したばかりの実生を活用した天然更新(自然の力を利用して森林の再生すること)を行うなど、「自然資本・生物多様性に配慮した森づくり」を進めるベンチャー企業である。
2023年7月には新潟県村上市に進出し、新たに植林・育林事業を開始したが、豪雪地域ゆえに冬場に植林・育林の仕事がないという課題を抱えている。そこで森づくりプロジェクト「UERUT(ウエルト)」では、本業の植林を活かせるような「森づくり職人たちの冬仕事」の確立を目標としている。
具体的には、植林をする伐採跡地では以前から、太すぎたり細すぎたり、曲がっていたりして使用できない木材がたくさん残されており、これらを春~秋のあいだに現場で収集し、乾燥させて、冬場に木工品を制作・販売する。
オリジナルプロダクトのデザインは、デザイナーの西尾健史が担当。自然木の形を活かした一点物の椅子「TANKORO STOOL」(大・小)、森の四季を伝える写真が5年間・計8回届く掲示板「FOREST LOG」、森の生物をモチーフにした木製プロダクト「FOREST FRIENDS」(アカショウビンとヨタカの2種)を用意した。いずれも「森の生感」を残しており、都会にいても森を感じられるデザインに仕上げている。