NEWS | アート / 展覧会
2024.12.26 10:29
インドネシア・バンドン在住のアーティスト 今津 景(いまづ・けい)の展覧会「今津 景 タナ・アイル」が、2025年1月11日(土)から3月23日(日)まで西新宿の東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。
今津は、インターネットやデジタルアーカイブなどのメディアから採取した画像をコンピュータで加工しながら構成し、その下図をもとにキャンバスに油彩を描く手法で制作している。2017年にはインドネシアに活動の場を移し、同国の都市開発や環境汚染などについてのリサーチをベースにした作品を手がけてきた。
さらに、さまざまなアーカイブ画像を画面上で結びつけながら、インドネシアの歴史や神話、生物の進化や絶滅といった複数の時間軸を重ね合わせて、より普遍性のある作品に発展させている。地球環境問題から、エコフェミニズム、神話、歴史、政治まで、多彩な要素が同一平面上に並置されるダイナミックな表現は、彼女の絵画の大きな特徴だ。
今回の展覧会は、同氏にとって初めての大規模個展。タイトルにある「タナ・アイル」とは、インドネシア語の「タナ(Tanah:土)」と「アイル(Air:水)」を組み合わせてできた「故郷」を意味する言葉だ。現在生活するインドネシアと自身のルーツである日本という、ふたつの土地で得た経験と思考にもとづく今津の作品は、鑑賞者自身が生きる場所について考えるきっかけを与える。
今津 景 タナ・アイル
- 会期
- 2025年1月11日(土)~3月23日(日)
- 時間
- 11:00~19:00(入場は18:30まで)
- 休館日
- 月曜日(祝休日の場合は翌火曜日)、2月9日(日曜日・全館休館日)
- 会場
- 東京オペラシティ アートギャラリー ギャラリー1, 2
(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル3F) - 詳細
- https://www.operacity.jp/ag/exh282/