アルネ・ヤコブセンのデザインが詰まったクロック
「STATION」と「ROMAN」の限定カラーが登場

デンマークの建築家 アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen、1902-1971)がデザインした、名作のウォールクロック「STATION」とテーブルクロック「ROMAN」の限定カラーが2024年11月16日(土)に発売される。

「STATION 21 CM」ケースサイズ:W210mm×D51.5mm、重さ:448g
「STATION 29 CM」ケースサイズ:W290mm×D63mm、重さ:733g

建築や家具だけでなく、多様なグラフィックデザインやプロダクトデザインを手がけ、多くの功績を残してきたヤコブセン。1940年代にデザインされた「STATION」もそのひとつであり、鉄道の駅に設置されたことからそう呼ばれている。視認性の高いシンプルで洗練されたアラビア数字が特徴だ。

限定カラー「STATION ROYAL BLUE」は、ヤコブセンの代表的な建築作品のひとつである、1960年にコペンハーゲンで開業した「ラディソン コレクション ロイヤル ホテル」をイメージしている。なかでも「606 アルネ・ヤコブセン スイートルーム」は、これまで一度も改装せず、オープン当時の「完璧な美しさ」を保ち続けている。今回は、この部屋に使われている鮮やかなブルーグリーンをウォールクロックに落とし込んだ。

一方、ローマ数字をあしらったテーブルクロック「ROMAN CLASSIC」のインスピレーション源は、ヤコブセンが幼少期を過ごした自宅にあった、ローマ数字が描かれた1700年代の古い掛時計にある。

フランスやイタリアといった国々を旅しながら、古典建築や自然の美しさ、アンティーク家具やオブジェなど、さまざまな文化や美学に影響を受けたというヤコブセン。この17世紀の時計をモチーフにした初期のドローイングも残されており、「ROMAN」の文字盤に使用されているローマ数字へに対する、同氏の興味と情熱をうかがい知ることができる。

そんな同氏の思いを表現した「ROMAN CLASSIC」では、発表当時の技術では実現が難しかった純度の高い白をイメージした限定カラー「クラシックベージュ」を文字盤に採用している。また、「美しいものをつくるのではなく、必要とされているものをつくる」というヤコブセンの哲学のもと、視認性のために秒針をあえて用いず、寝室でも針音を気にせず使うことができる。End

「ROMAN CLASSIC ALARM BLACK」
ケースサイズ:W110mm×D60mm×H120mm、重さ:284g