奈良県奈良市に拠点を置く中川政七商店は、市内にある同社の複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」内の中川政七商店 奈良本店をリニューアルし、同社初の観光案内所「奈良風土案内所（なら ふうどあんないじょ）」を2024年10月24日（木）にオープンした。

「奈良、新発見！」をコンセプトに新たな奈良の旅を提案する奈良風土案内所は、季節ごとに変わる「風土案内板」、約60種の「風土案内カード」、季節を味わう土産ものを取り揃えた「物販」、スタッフとの会話を楽しむ「コミュニケーションカウンター」、さらには「館内ツアー」といった5つのコンテンツを展開する。

賑やかなイラストが描かれた「風土案内板」は、季節ごとの「旬」、食文化を紹介する「旨」、奈良のニューローカルをまとめた「新」、工芸を紹介する「技」、日本酒発祥地の酒文化を凝縮した「酒」という、奈良の旅を楽しむためのヒントを5つのテーマで発信する。

さらに「風土案内カード」は、行楽スポットや飲食店、酒蔵、書店、建築、工芸工房など、上の5つのテーマに沿った約100カ所を、奈良で暮らすスタッフが厳選して紹介。気になったカードを集めて、自由に組み合わせれば、自分だけのオリジナルガイドブックをつくることができる。

奈良の旅の手がかりとなる「風土案内板」。

奈良を新発見する「風土案内カード」。

奈良の季節を味わう土産ものを用意。

「コミュニケーションカウンター」でおすすめ情報を聞くことも。

また、「鹿猿狐ビルヂング」の見どころをスタッフが案内するガイドツアーは、毎日2回開催（参加無料）。1716年創業の中川政七商店の歴史がアーカイブされる「時蔵」も、10:00～18:00は予約不要で見学できるなど、新しい奈良の魅力が発見できる。

「鹿猿狐ビルヂング」の見どころを案内する館内ツアー。