東京のギャラリー and wander MARUNOUCHIでは、彫刻家のモリソン小林と中村大介による展覧会「silently －金属植物と山びこ－」が2024年11月2日（土）から11月24日（日）まで開催される。

神奈川県相模原市出身のモリソン小林は、多摩美術大学を卒業後、2001年にアトリエ「special source」を設立。高山植物や絶滅危惧種のある野山を巡りながら、鉄を主体とした金属で全身標本などを制作している。

一方、茨城県出身の中村大介は、ICSカレッジオブアーツ卒業後、モリソン小林とともにspecial sourceとして活動を開始。山に入り、動物や草花、倒木などからインスピレーションを受けて、「山びこ（山の神様）」の制作に打ち込んでいる。

今回の展覧会では、小林による鉄を材料としながらも本物と見間違えるような植物のオブジェと、中村が倒木の木片から掘り出した、山に生きる不思議な生き物のオブジェを展示。山に登り、創作のインスピレーションを得るふたりの作品から、美しい秋の森を感じることができる。