展覧会「廣川玉枝|皮膚のデザイン」が藤沢で開催
無縫製ニット「スキン シリーズ」を紹介

右から、SOMARTA Skin Series “TRIBAL-RABI Bijou”, 2014、SOMARTA Skin Series “TRIBAL-SOMA Bijou”, 2014 © SOMA DESIGN
Photo by SINYA KEITA(ROLLUPstudio.)

藤沢市アートスペースでは、展覧会「廣川玉枝|皮膚のデザイン」が2024年12月22日(日)まで開催中。時代を超えて長く生き続ける普遍的な美を探求するものづくりを行う、藤沢市出身のデザイナー 廣川玉枝の創造の軌跡を紹介する。

SOMARTA Skin Series “ATLAS”, 2018 © SOMA DESIGN
Photo by SINYA KEITA(ROLLUPstudio.)

廣川玉枝は、2006年に「SOMARTA」を立ち上げ、「身体における衣服の可能性」をコンセプトに無縫製ニット「スキン シリーズ」の研究開発に取り組み、人が生まれた時から纏っている皮膚を「第一の皮膚」と捉え、衣服をそれに近い「第二の皮膚」のようにデザインしてきた。

「スキンシリーズ」は、国や人種、性別や体型など、すべてのことがらを超越した人類共通の「世界服」になることを目指している。機能性と美しさが特徴で、皮膚のように伸縮し、身体の伸びやかな動きを妨げないため、国際的に活躍するアーティストや、コンテンポラリーダンサーなどの身体の動きで魅せるパフォーマーの衣装として採用されている。

SOMARTA Skin Series “ATLAS”, 2018 © SOMA DESIGN
Photo by SINYA KEITA(ROLLUPstudio.)

同展では、廣川の「皮膚のデザイン」の思考をひもとくべく、「スキン シリーズ」を展示。また、11月4日(月)には、廣川と林 信行(ジャーナリスト/コンサルタント)によるアーティストトークも開催。あらゆるものを身体に見立てる、廣川のボーダレスなデザイン活動を知るまたとない機会だ。End

廣川玉枝|皮膚のデザイン

会期
2024年10月5日(土)〜12月22日(日)
休館日
月曜日(ただし11月4日(月・振休)は開館、翌11月5日(火)は休館)
開館時間
10:00~19:00(入場は閉館の15分前まで)
観覧料
無料
会場
藤沢市アートスペース
(神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2 ココテラス湘南6階)
詳細
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS/exhibition/ex070/index.html

アーティストトーク

会期
2024年11月4日(月・振休) 14:00~15:00
登壇者
廣川玉枝(クリエイティブディレクター/デザイナー)
林 信行(ジャーナリスト/コンサルタント)
定員
20名
参加費
無料 ※要申し込み
会場
藤沢市アートスペース ワークショップルーム