建築・内装の未来を切り拓く
画像生成AIサービス「MyRenderer」が登場

建築パース・CGパースの制作を手がける株式会社CGworksは、建築・内装の空間写真をアップロードし、デザインスタイルを選択するだけで、約1分で質の高いデザイン案の自動作成ができる、革新的な画像生成AIサービス「MyRenderer(マイレンダラー)」の提供を開始した。

MyRendererとは

MyRendererは、デザイン業務の効率化を促進し、建築・内装デザインのプロセスを変革する次世代AIアシスタント。特別な知識がなくても、写真やラフスケッチ、ラフCGパース(ホワイトモデル)、トレーススケッチといった多様な画像データをもとにしたデザインが簡単な操作で得られる。

豊富なデザインスタイルからデザイン案を生成できる。

活用シーン

とくに写真やラフCGパース(ホワイトモデル)からの生成が強力なツールであり、さまざまなシーンでの活用が想定できる。ウェブサービスのため、アプリなどのインストールも不要だ。

1. 施主とのヒアリング

持参したイメージ写真をその場でMyRendererにアップロードすれば、デザイン案が瞬時に生成され、それを見せることで施主の希望する方向性を迅速に把握できる。これにより、施主とのコミュニケーションがスムーズになり、プロジェクトの初期段階から満足度の高い提案が可能となる。

2. 現地調査

撮影した写真をMyRendererにアップロードすることで、その場でデザイン案を生成。現地の状況を反映したリアルなデザイン案を即座に確認できるため、現場でのアイデア出しや施主との打ち合わせを効率的に進行する。

3. デザインスタディ

設計が始まった段階で、ラフCGパース(ホワイトモデル)をMyRendererにアップロード。多様なデザインスタイルを試すことで、最適なデザイン案を迅速に見つけ出すことができる。これにより、デザインの初期段階での試行錯誤が大幅に軽減される。

多彩な活用方法

1. 写真から生成

撮影した写真をそのままアップロードし、デザインスタイルを選択するだけで、デザイン案が生成される。

元写真

デザインスタイル「オーシャンブリーズ」で生成した画像。

デザインスタイル「ハニーシャドウ」で生成した画像。

2. 写真に落書きして生成

タブレットなどを使って、写真の上にペンで家具や装飾を追加し、そのままMyRendererにアップロード。写真に写っていない要素が加わったデザイン案が生成される。

落書きした元写真。

デザインスタイル「クラシック」で生成した画像。

デザインスタイル「シャビーシック」で生成した画像。

3. 写真に半透明白レイヤーを追加して生成

タブレットなどを使って、写真の上に半透明の白レイヤーを入れ、ペンで形状を部分的に修正。これをアップロードすることで、修正箇所を反映した新しいデザイン案が生成される。

半透明スケッチを施した元写真

デザインスタイル「カフェ」で生成した画像。

デザインスタイル「ナチュラル」で生成した画像。

シンプルな操作性

MyRendererの操作は非常にシンプルで、特別なスキルや知識は不要。画像をアップロードし、キーワードを選択するだけで、高品質かつ多彩なデザイン案がレンダリングされる。デザインスタイルは週に1種類以上のペースで開発・更新されており、最新のトレンドに対応している。

さまざまなジャンルのデザインスタイルが週に1種類以上更新。

著作権問題への配慮

MyRendererは、著作権の問題にも徹底して配慮。サービス開発の初期段階から、日本および米ニューヨーク州の弁護士と連携し、著作権侵害のリスク回避に向けて入念に準備してきたことで、安心してサービスを利用できる。

MyRendererは、建築・内装の設計者にとって、プロジェクトの初期段階から本格的に活用できる強力なツールだ。施主とのコミュニケーションを円滑にし、現地調査やデザインスタディの効率を飛躍的に向上させることで、空間デザイン制作のプロセスに大きく貢献する。

利用プランは、スタンダードプラン/月額33,000円(税込)に加え、10月より新たに、ライトプラン/月額9,900円(税込)、プロフェッショナルプラン/月額110,000円(税込)も用意。いずれも初月は無料だ。ランディグページでは、無料体験ができるほか、費用やその他に関するお問い合わせや相談も受け付けている。

建築・内装に特化した画像ストックサイト「CGBank」も利用可能

また現在「MyRenderer」の有料版に登録すると、建築・内装に特化した高品質な画像ストックサイト「CGBank」を無料で利用できる。「CGBank」は、商業利用が可能な建築や内装に特化した高品質な画像を無制限にダウンロードできるサービスだ。

CGBankにストックされている画像の一部。

10月時点で約10,000枚の画像をストック。これらの画像は画像生成AIの「MidJourney」を使用しており、商業利用に十分配慮して生成されているため、安心して社内外の実務で利用できるサービスとなっている。End