建築家 坂茂の展覧会
「PAPER SANCTUARY ~ウクライナ難民の現実と詩~」

東京都江東区の芝浦工業大学建築学部は、世界的な建築家で同大学の特別招聘教授である坂 茂が国内外で巡回開催する展覧会「PAPER SANCTUARY ~ウクライナ難民の現実と詩~」を、2024年9月20日(金)から10月20日(日)まで豊洲キャンパスで開催する。

2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻により、多くの人々がウクライナから近隣国のポーランド、スロバキア、フランスへ避難した。彼らを現地で保護するため、坂 茂が考案した、災害時の避難所で家族のプライバシーを守る紙の間仕切りシステム「Paper Partition System(PPS)」が設置されている。

本展では、このPPSを展示設備として活用し、難民の人々の詩と写真を紹介。展示の最後には、同大学の学生が参加した支援活動を含む、世界中の災害支援活動やボランティア活動のために設計した建築作品も展示する。

坂は「彼女たち(老人・子供以外の男性は出国できないため難民は女性のみ)の境遇を知ってもらい、我々日本人は世界を平和にしなければ日本の平和はないことを理解してほしいと思います」と想いを語っている。End

坂茂展「PAPER SANCTUARY ~ウクライナ難民の現実と詩~」

会期
2024年9月20日(金)~10月20日(日) 入場無料
10:00~17:00(最終入場16:30)
会場
芝浦工業大学 豊洲キャンパス 有元史郎記念校友会館交流プラザ
(東京都江東区豊洲3-7-5)
詳細
https://www.shibaura-it.ac.jp/headline/detail_event/20240920-7070-001.html