ヘラルボニー、パリに「HERALBONY EUROPE」を設立
欧州企業との協業を目指す

(左から)ヘラルボニーCo-CEO 松田崇弥、HERALBONY EUROPE CGO 小林恵、HERALBONY EUROPE CEO 忍岡真理恵

知的障害のある作家のアート作品を発信する企業「ヘラルボニー」は2024年7月、フランス・パリに新会社「HERALBONY EUROPE」を設立した。今月より、パリ13区にある世界最大級のスタートアップ集積施設「Station F(スタシオン・エフ)」を拠点として本格的に活動を開始する。

2018年に岩手県盛岡市で設立されたヘラルボニーは、新しい文化をつくるアートエージェンシー。同社が管理する2,000点以上のアートデータを活用し、「障害」のイメージを変えるとともに、さまざまなビジネスをグローバルに展開している。

支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築。フランスでは、BtoB事業であるライセンスビジネスを主軸として、欧州の現地企業との協業を目指している。

9月24日(火)から10月1日(火)までは、パリ・ファッションウィーク(ウィメンズ)の開催に合わせて、自社のライフスタイルブランド「HERALBONY」の海外初となる展示会「Artistes et HERALBONY」を、パリ3区・マレ地区のアートギャラリー「Galerie Christian Berst」にて開催。素材や製造工程などに新しくアップデートを施した、アートの力を最大限に引き出すシルクサテンのスカーフを中心に、HERALBONYを世界に向けて紹介する。End

Artistes et HERALBONY

会期
2024年9月24日(火)~10月1日(火) 10:00〜18:00(予定)
会場
Galerie Christian Berst
(3-5 Pass. des Gravilliers, 75003 Paris)
詳細
https://www.heralbony.jp/