NEWS | ビジネス / 建築
2024.09.03 15:23
建築家 谷尻 誠は、不動産の購入希望者のために完成後のイメージを可視化するサービス「Mietell(ミエテル)」をローンチした。「完成後のイメージが沸かない」という購入者と販売者の思いを解決するため、建物を見える化して(Mie)伝える(tell)ことで購入判断につなげる、これまでにない不動産検索サイトである。
土地の購入希望者は、実際にどんな建物が建つのかわからないままに、購入を決めなければならないという悩ましい問題がある。一方、販売担当者も、顧客に簡易の平面図だけを見せて、売らなければいけないという悩みを抱えている。
「Mietell」は、それぞれの悩みを解決するために、建築家があらかじめ法的調査を行い、敷地にあう建築パースを現代のテクノロジーを駆使してCGで作成するサービスだ。サイトでは、CG建築パースでビジュアル化された物件の検索が可能。これにより、購入希望者は物件を視覚的に比較し、理想の住まいを効率的に見つけることができる。
サービスには、独自の生成技術「Visual Development™」を活用し、谷尻のデザイン哲学を反映した建築パースを用意。山間部や田畑、コインパーキング、落書きなどのあるような場所でも、建築後の物件をリアルに表示してくれるので、ユーザーの不安が払拭され、スムーズな不動産取引と納得のいく意思決定が実現される。
今後は、戸建て住宅の可視化だけでなく、室内パースや区分売買・区分賃貸・オフィス・店舗案件など、多様な物件のビジュアル化を提供することにしている。