2024年度「東京ビジネスデザインアワード」
デザイン提案を募集


東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード(TBDA)」は、2024年度の参加企業のテーマを発表し、デザイナーからの提案募集を開始する。募集期間は2024年9月4日(水)から10月30日(水)23:59まで。

今年で13回目となるTBDAは、都内の中小企業が有する技術や素材などをテーマに、優れた課題解決力・提案力を兼ね備えたデザイナーと企業が協働することを目的としたコンペティションである。2012年の開始以来、採用された中小企業の技術・素材は120件以上に達し、デザイナーからの提案数は延べ1,400件を超えている。

今回は、幅広い領域の企業から9つのテーマが選出された。エントリー後、企業とデザイナーの提案がマッチングすると実現化に向けての協働がスタート。プレゼンテーション方式の最終審査を経て、2025年2月に最優秀賞・優秀賞が決まる。

2024年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ概要

テーマ「リング製本とオンデマンド印刷のワンストップ提供体制」
富士リプロ株式会社(千代田区)

テーマ「金属切削による高精度な軸物加工」
株式会社開工精機製作所(板橋区)

テーマ「唯一無二の立体感を持つ極厚・凹凸加工技術」
東和マーク株式会社(北区)

テーマ「金属板の自由自在な加工技術と高速な試作体制」
磯村産業株式会社(葛飾区)

テーマ「ベビー用品製造で培われた縫製と検品の安心・安全技術」
日本エイテックス株式会社(文京区)

テーマ「高耐久鋼の帯材への曲げ・ねじり加工」
新田スプリング株式会社(足立区)

テーマ「ベルトに用いられる伸縮できる本革の加工技術」
有限会社長沢ベルト工業(葛飾区)

テーマ「医療器具水準の滑らかな仕上がりをもたらす金属手加工」
三祐医科工業株式会社(足立区)

テーマ「紙のように使える高耐水性エコ素材」
有限会社アールコーポレーション(北区)

東京ビジネスデザインアワードの特徴

審査の段階から各分野の専門家で構成される審査委員会から商品開発、知財戦略、デザイン契約、販路開拓などについてのアドバイスが受けられる。さらに商品化・事業化に向けた支援および相談機会が随時与えられる。同アワードは、これまでに国内外で60万個以上を売り上げた商品を含む20件以上の製品化に成功。現在も複数のプロジェクトが進行しており、その実績はデザイン界にも波及している。

2024年度 「東京ビジネスデザインアワード」デザイン提案募集概要

募集期間
2024年9月4日(水)〜10月30日(水)23:59
応募資格
中小企業との協業に意欲をもつ国内在住の個人またはグループ
応募費用
無料 ※ただし、通信費や提案の制作に伴う実費等は応募者負担
賞・賞金
最優秀賞(1点)賞金100万円(企業、デザイナーに50万円ずつ)
優秀賞(2点)賞金20万円(企業、デザイナーに10万円ずつ)
テーマ賞(1テーマにつき1点) ※審査の結果、該当なしとなる場合あり
主催
東京都
企画・運営
公益財団法人日本デザイン振興会
詳細
2024年度「東京ビジネスデザインアワード」デザイン提案募集

公式サイトでは、応募を検討するデザイナーを対象にFAQ集、各テーマ企業によるプレゼンテーション動画、取材記事を順次公開。9月18日(水)には、各テーマ企業の担当者との質疑応答やサンプル展示、直接コミュニケーションが取れる「コミュニケーションデー」が東京ミッドタウン・デザインハブで開催される。事務局からの応募説明や審査委員を務める秋山かおり(プロダクトデザイナー/STUDIO BYCOLOR)を迎えたトークイベントも行われる。End

デザイナー向け・テーマ企業とのコミュニケーションデー

会期
2024年9月18日(水) 17:00~19:30
会場
東京ミッドタウン・デザインハブ内
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階)
申し込み
定員40人・先着順
※公式サイトにて、東京ビジネスデザインアワード事務局への申し込みが必要。
詳細
デザイナー向け・テーマ企業とのコミュニケーションデー