横尾忠則の作品が貝印「紙カミソリ®」に
アーティストコラボレーションシリーズが登場

刃物メーカー 貝印は、現代美術家 横尾忠則とコラボレーションしたオリジナル紙カミソリ「紙カミソリ×横尾忠則 アーティストコラボレーションシリーズ」を2024年8月23日(金)に発売した。

東京・恵比寿のアートショップ「NADiff a/p/a/r/t(ナディッフ アパート)」、「NADiff Online」、「OIL by 美術手帖」にて先行販売し、9月9日(月)より貝印公式オンラインストア「KAIストア」で販売を開始。神戸市灘区の横尾忠則現代美術館および横尾忠則オンラインショップ「アートプラネット・ワイ」でも順次発売する予定だ。

貝印が手がける「紙カミソリ®」は、ハンドルには紙を、ヘッド全体を含む刃体には金属を使用したカミソリ。ハンドル部分はグラフィックの自由度が高く、今回のコラボレーションでは、横尾の「ピンクガール」シリーズ3作品をそれぞれデザインした3種と、この3作品をコラージュした1種の4本セットを用意する。

横尾忠則

横尾は、「描いた作品が60年後に立体化されて商品になるなんて、まったく思いもよらないことでした。カミソリと言っても小さく、紙でできており、それはそれで非常にキッチュな感じがして面白く、言い方を変えれば『彫刻』と呼んでもいいくらいです」と、その出来栄えを評価する。

また、「『紙カミソリ®』は折り紙のようでもあり、1枚の紙から鶴や兜を折ることにも似ていて、極めて日本的でもあるように感じます。僕の絵を入れるなんて、お遊びの精神から生まれた商品でもあるわけだから、その精神を徹底して、社会に拡張していけば、『紙カミソリ®』が既存の概念を変え、世界を変えていくことになると思います」とも語っている。End