関西在住の若手デザイナーが集い、その創造性を研鑽するプロジェクト「COMPOSITION」は、6回目となる展示会「READY MADE」を開催。大阪市中央区のWELD DESIGN STOREでは2024年9月13日（金）から9月16日（月・祝）まで、東京都渋谷区のTIERS GALLERY by arakawagripでは2024年9月20日（金）から9月23日（月・祝）まで行われる。

2016年に大阪でスタートしたこのグループ展は、プロダクトデザイナーの江口海里が毎回テーマを設定。参加デザイナーは素材や既製品の新しい可能性を模索しながら、それぞれの視点と工夫、アイデアから具現化した成果物を発表するものである。

これまでの展示会は、ふたつ以上の異なる機能性をもつプロダクトを探求した「TWO SIDED（両面性）」、1:√2の比率から切り出した薄い材料を加工してその役割を見出す「SILVER RATIO（白銀比）」、新しく美しいモビールを制作する「FLOAT」と、多様なテーマで行われた。

今回は「READY MADE」というテーマのもと、選定された既製品の本来の働きと意味、さらには美を再度見つめ直す。参加者は、チェルシーハナスシロ、EN FURNITURE、江口海里、筒井喬之、小林遣、東山桐子、KOKA（小野佑真・春江紗綾）、PUBLIC SERVICE、塚本裕仁の9組。訪れた人は、一度は見たことがあるが、これまで意識されてこなかったプロダクトの新たな側面が楽しめるだろう。