大橋のアトリエ ©2024 大橋和彰（大橋左官）

左官職人 大橋和彰は、展覧会「坧（どだい）を拓く／The Basis」を、2024年8月9日（金）から9月1日（日）まで東京・渋谷のギャラリー Vacant/Centreで開催する。

©2024 大橋和彰（大橋左官）

©2024 大橋和彰（大橋左官）

1983年東京都生まれの大橋は、2005年より「原田左官工業所」で修行を開始し、2015年に「大橋左官」を設立した。内装をはじめとして、ワークショップや展示など、幅広い活動を展開。伝統的な技術に回帰するのではなく、日々のなかで土や石に触れながら原始的感覚をたぐり寄せ、生き生きと、より本質的に過ごすための「坧（どだい）」を整える手仕事を追求してきた。

今回の展覧会では、Vacant/Centreの建物の左官も手がけた大橋が数々の施工現場に携わりながら、その技術と自由な発想で創作してきた品々を展示。左官がもつ魅力をさまざまな視点から紹介する。

©2024 大橋和彰（大橋左官）

©2024 大橋和彰（大橋左官）

©2024 大橋和彰（大橋左官）

©2024 大橋和彰（大橋左官）

「国土の三分の二を森林が占める日本列島の風土が、木造建築の伝統を育み、その歴史とともに土壁は生まれ、左官の技術は磨かれてきた。いわば我々が住処をつくる営みの原風景として左官はある」と語る大橋。本展では、左官から生まれたものを通して、人々の生活の原像に想いを馳せる場を目指す。