北海道留寿都村に「NOT A HOTEL RUSUTSU」が誕生
建築設計事務所 スノヘッタが設計を担当

北海道留寿都村のリゾート施設「ルスツリゾート」にて、ノルウェー・オスロの建築設計事務所 スノヘッタ(Snøhetta)が手がけるヴィラ「NOT A HOTEL RUSUTSU」がオープンすることが発表された。2025年冬の販売開始を予定している。

ルスツリゾートは、札幌や新千歳空港から約90分、羊蹄山の麓にある日本最大級のオールシーズンリゾートだ。NOT A HOTELは、世界的な建築家・クリエイターによるデザインとIoTなどのテクノロジーによる快適性を掛け合わせたハイエンドな別荘を日本各地で展開している。

新作となる「NOT A HOTEL RUSUTSU」は、同施設内にあるスキー場の山頂に佇む1棟建てのヴィラ。天文学において観測者が空を見上げたときに真上にある点を指す「天頂」という概念からデザインのインスピレーションを得て、そこに暮らす人々の視線や意識を上方へと向けさせ、人間の体験を高める空間の創出を目指している。

プロジェクトのメンバーで、スノヘッタのアジアでのインテリアデザイン部門を率いるAna Patricia Castaingts Gómezは、「露天風呂と内湯、ジム、サウナなどの施設は、身体の健康を保つだけでなく、室内と屋外の境界線を曖昧にして自然を招き入れることを目指しています。石や木といった天然素材や地元の素材の使用は、人間の幸福や自然との調和をねらう、本プロジェクトを象徴するものです」とコメントしている。End