現代の卓越したクラフトマンシップを募集する
「ロエベ クラフトプライズ 2025」応募受付を開始

ロエベ クラフトプライズ 2024、パリのパレ・ド・トーキョーでの展示より。

国際コンペティション「ロエベ財団 クラフトプライズ 2025」の応募受付がスタートした。クラフトに携わる18歳以上のプロのアーティストであれば誰でも応募可能で、締め切りは2024年10月30日(水)まで。

このコンペは、ロエベのクリエイティブ ディレクターであるジョナサン・アンダーソンの発案により2016年に創設。現代のクラフトマンシップにおける革新性、卓越性、芸術的価値を称えることを目的としており、優れた美的価値をもつオブジェをつくり出す、卓越した能力を備えた世界中のアーティストを紹介、支援してきた。

アンドレス・アンサ「I only know what I have seen」

前回の2024年度は、124の国と地域から3,900点を超える応募があり、陶芸、ジュエリー、テキスタイル、木工、ガラス、金細工、家具、ペーパークラフト、漆といった分野を通じて、現代のクラフトの発展に寄与する多様なアーティストたちがファイナリストに選ばれ、大賞はアンドレス・アンサ(メキシコ)の彫刻作品「I only know what I have seen」に決定。これらの作品は、公式サイトで鑑賞することができる。

ロエベ クラフトプライズ 2024、パリのパレ・ド・トーキョーでの展示より。

ロエベ クラフトプライズ 2024、パリのパレ・ド・トーキョーでの展示より。

今回も、アーティスト、エッセイスト、キュレーターで構成される選考委員会が応募された全作品を審査し、最大で30名のファイナリストを選出。審査を通過した作品は、スペイン・マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館で展示され、2025年春に同美術館で開かれる表彰式で大賞が発表される。End

ロエベ財団 クラフトプライズ 2025

応募期間
2024年7月9日(火)~10月30日(水)
参加者
18歳以上の職人。個人およびグループでの応募が可能。国籍は不問。
応募作品
・熟練した技術に加えて、芸術的な意図が表現されていること。
・オリジナルの一点ものの作品であり、そのすべてまたは一部がハンドメイドであること。
・最近(過去5年以内)制作された独自性のある作品であり、過去に受賞歴がないこと。
・伝統を更新するような革新性があること。
・陶芸、製本、エナメル細工、宝飾、漆、金属、家具、レザー、テキスタイル、ガラス、紙、木工などによる応用芸術に分類される作品であること。
・応募登録はオンラインにて英語で行うこと。
賞金
大賞 50,000ユーロ(約850万円)
特別賞(2名)各5,000ユーロ(約85万円)
詳細
https://craftprize.loewe.com/ja/craftprize2025