“UNTITLED (THE JEANS IN KYOTO #51–402)”, 2024 ©︎ GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF JAPAN BLUE, AS AND STUDIO XXINGHAM

2006年にローンチした岡山県倉敷市児島の「MOMOTARO JEANS」は、日本発のグローバルデニムブランドとしての魅力をさらに発信するため、ブランドのリニューアルを発表。その拠点となる新店舗「MOMOTARO JEANS KYOTO」を、京都市東山区の新門前通にオープンした。

世界26か所の国と地域で展開しているMOMOTARO JEANSは、デニムを単なるファッションアイテムとしてではなく、着る人の日々が経年変化として刻まれる美しい「道具」と捉え、素材選びから、染め、織り、縫いの細部に至るまで、こだわったデニムを提供している。

今回の刷新では、「特濃 – TOKUNO BLUE」と呼ばれる、MOMOTARO JEANSを象徴する深い藍色をさらに美しく魅せる生地の開発や、流行に左右されないシルエット追求したパターンを展開。これまでブランドが大切にしてきた日本の伝統技術やものづくりの精神を進化させ、より多くの人が手に取りやすいデニムを提案する。

「STANDARD」

「SILK」

「CLASSIC」

ブランドのクリエイティブディレクションは、アートディレクターのムラカミカイエが率いる、ブランドコンサルティング・ファーム「SIMONE」が手がけた。新しいブランドロゴは、グラフィックデザイナーの小林一毅（こばやし・いっき）によるもの。MOMOTARO JEANSの次代への進化を表現し、日本の伝統的な紋章を現代的に解釈し再構築している。

“UNTITLED (THE JEANS IN KYOTO #51–402)”, 2024 ©︎ GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF JAPAN BLUE, AS AND STUDIO XXINGHAM

“UNTITLED (THE JEANS IN KYOTO #51–402)”, 2024 ©︎ GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF JAPAN BLUE, AS AND STUDIO XXINGHAM

“UNTITLED (THE JEANS IN KYOTO #51–402)”, 2024 ©︎ GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF JAPAN BLUE, AS AND STUDIO XXINGHAM

京町家の美しさを備えた新店舗「MOMOTARO JEANS KYOTO」は、建築家の青木淳と品川雅俊によるユニット「AS」が設計した。これに合わせて、新たなブランドサイトも開設。単なる販売チャネルではなく、サイズバリエーションの多さや裾上げといったデニム特有の難しさを克服するため、店舗と同等の購買体験を提供する。