障がい者とともにものづくりを実現する
デザインプロジェクト「equalto」新アイテムを発売

「Braille Message Card」

障がい者のものづくりを支援するブランド「equalto(イクォルト)」から、新作2アイテムが2024年7月5日(金)に登場。全国のライフスタイルショップおよびKONCENT Web shopで販売を開始した。

「equalto」は、コンサルティング会社のアクセンチュア、障がい者雇用のコンサルティングを行うNPO法人ディーセントワーク・ラボ、プロダクトブランドのアッシュコンセプトによる社会貢献活動から生まれたデザインプロジェクト。障がい者の社会参加や自立支援のため、就労支援施設などでの生産を前提とし、「デザインによる付加価値」と「つくり手にとってのバリアフリー」を両立させる商品づくりを目指している。

横浜市神奈川区の製造施設 社会福祉法人 ル・プリ「横浜光センター」が手がけた「Braille Message Card(ブライユメッセージカード)」は、廃材を利用した手漉きのカードである。同施設では視覚障がいをはじめとするさまざまな障がいをもつ人が働いており、作業のひとつとして点字製本を行っている。製本の際に真っ白な余剰印刷資材が発生し、「もったいない」という思いから製品化に至った。

カードは、ちぎった廃材紙にイベント装飾などで使用した花紙や色紙を混ぜて着色。ブルー、グリーン、ピンク、ホワイト、イエローの5色で、2サイズを展開する(Sサイズは約W100×H65mm、Mサイズは約W150xH100mm)。表面には、点字で「ありがとう」の文字をあしらった。セットの封筒(Sサイズは約W105×H74mm、Mサイズは約W158×H105mm)も、点字製本で出る余剰素材を加工し、つくられている。

「bug away herbs」

また、「bug away herbs」は、製造施設のNPO法人あおぞらの「あおぞらソラシード」で開発された、新潟県阿賀野市の自然豊かな環境でつくられた天然のアロマミスト。レモングラスやペパーミント、ティーツリーなど、虫を遠ざけてくれるハーブをミックスし、森のお守りのような香りに仕上げられている。End