2024 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展が開催
北川一成のアートプロジェクト「KAMIZU」を紹介

Design:Issay Kitagawa & Agata Yamaguchi

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)では、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が主催する「亀倉雄策賞」と「JAGDA新人賞」の受賞記念展を2024年7月22日(月)から8月24日(土)まで開催する。

同展は、アジア最大規模のデザイン団体 JAGDAが発行するデザイン年鑑「Graphic Design in Japan」(2024年7月発行予定)のなかから、もっとも優れた作品とその制作者に贈られる「亀倉雄策賞」と、今後の活躍が期待される39歳以下の有望なグラフィックデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」の受賞作品を紹介するもの。

北川一成 アートプロジェクトのデザイン「KAMIZU」ヤオヨロズヤ

今年の「亀倉雄策賞」は、グラフィックデザイナー兼アートディレクターの北川一成(きたがわ・いっせい)による、アートプロジェクト「KAMIZU(かみづ)」における一連のアートディレクションが受賞した。

「KAMIZU」は、八百万の神などをモチーフとしたさまざまなキャラクターのアイテムやイベント展開などを通じて、日本文化が持つ精神性や価値、思想などを広く伝えていくアートプロジェクト。京都、神戸、東京を中心に、神社や老舗などとのコラボレーションを行っている。受賞においては、独特のデザインで1990年代から後進デザイナーに多くの影響を与えてきた北川の、常識を覆すディレクションと突出した造形力が高く評価された。

一方、「JAGDA新人賞」は、新人賞対象者139名のなかから、岡﨑真理子・坂本俊太・山口崇多(やまぐち・あがた)の3名に決定。展覧会では、三者三様のバラエティに富んだ世界を紹介する。End

岡﨑真理子 芸術祭の総合デザイン「横浜トリエンナーレ」横浜トリエンナーレ実行委員会

岡﨑真理子 アートイベントの総合デザイン「EASTEAST_TOKYO 2023」イーストイースト

坂本俊太 紙製品専門店のポスター「SUPER PAPER MARKET」福永紙工

坂本俊太 グラフィック作成アプリケーション「脳波書」博報堂

山口崇多 宿泊施設のブランディング「くろしお想」フリーゲート白浜

山口崇多 デザインイベント出品作品「きさくな思いと無関心な顔」フィーチャードプロジェクツ

2024 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展

会期
2024年7月22日(月)~8月24日(土)11:00~19:00
休館日
日曜・祝日
入館料
無料
関連イベント
会期中、受賞者とゲストによるトークイベントを開催予定。
※最新情報はギャラリーおよびJAGDAのwebサイトを確認。
会場
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル)
詳細
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/jp/00000833

東京ミッドタウン・デザインハブ第109回企画展
日本のグラフィックデザイン2024

会期
2024年7月1日(月)~8月25日(日)
11:00~19:00 会期中無休
内容
年鑑「Graphic Design in Japan 2024」の掲載作品のなかから約300点を実物と映像で展示。
入館料
無料
会場
東京ミッドタウン・デザインハブ
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
詳細
https://www.designhub.jp/exhibitions/gdj2024