進化するクラフトコーラ「伊良コーラ」
缶のデザインを「アカオニ」がリニューアル

「イヨシコーラ」(新デザイン)

東京・下落合発のクラフトコーラ「伊良コーラ(イヨシコーラ)」の缶タイプのデザインが、2024年7月下旬より順次リニューアルされる。

「伊良コーラ」は、コーラ職人のコーラ小林が、祖父で和漢方職人の伊東良太郎から受け継いだ漢方の調合技術とクラフツマンシップをもとに生み出したクラフトコーラ。伊東良太郎が1954年に開業した和漢方工房「伊良葯工(いよしやっこう)」の跡地で、100年以上も前のオリジナルコーラレシピに基づき、本物のコーラの実やスパイス、柑橘を調合して製造している。

2023年に発売した「イヨシコーラ」(旧デザイン)

2018年に販売を開始した同飲料をもっと多くの人に届けたいという想いから、2023年に「缶のイヨシコーラ」を発売。今回は、山形県のデザイン事務所「アカオニ」を率いるデザイナーの小板橋基希とともに、新たなビジュアルを制作。既存のコーラに対抗し、どの場所に「伊良コーラ」が並んでも見劣りしないように、より力強いデザインへのリニューアルを行った。

誤読を防ぎ、世界中の人が手にとれるように、メイン表記を日本語の「伊良コーラ」から、英語の「IYOSHI COLA」に変更。シンボルであるゴールドの「カワセミ」は、コーラの風味をより感じさせるカラーとした。

表面はシンプルに仕上げ、裏面にはさまざまな情報を集約。ひと口飲んだ後にストーリーをじっくりと読めるように、表示をあえて大きくし、その横のプリントされた伊東良太郎の写真も拡大した。

さらに、取扱店舗でのわかりやすさを考えて、ケースのデザインも刷新。素材に生薬の「霊芝(れいし)」を新たに配合するなど、ブランドのさらなる進化を目指している。End

当時実際に使われていた工房の看板を直営店に掲げている。

コーラ小林の祖父、和漢方職人「伊東良太郎」。

コーラ小林