荒川技研⼯業は、「ミラノデザインウィーク2024」で発表した同社50周年記念展示「biblioteca d’Oro」の凱旋展を、2024年7⽉11⽇（木）から7月16日（火）まで東京・表参道のTIERS GALLERY by arakawagripにて開催する。

「biblioteca d’Oro（ビブリオテカ・ドォーロ、黄金のライブラリー）」は、同社が手がけるワイヤー金具の調整機構「アラカワグリップ」で綴じられた書籍「50GRIPS・特装版」を展示する作品。美術館やギャラリー、店舗や住宅などのさまざまな空間で使用されるが、私たちの普段の生活のなかでその存在を意識することはほとんどない、アラカワグリップを実際に手に取って体感してもらう機会となる。

また、今回の凱旋展は、昨年に披露された展示「Less, Light, Local」および「ubique（ウビークエ）」につづく、50周年記念事業「50 GRIPS」の集大成となるもので、2024年4月にミラノ・イゾラ地区の劇場で紹介したインスタレーションをTIERS GALLERYに合わせて再構成する。

ミラノ展に引き続き、デザイナーの秋山かおり（STUDIO BYCOLOR）によるディレクションのもと、空間デザイナーの浦田孝典と伊澤真紀が会場構成を担当。昼と夜で異なる表情をもつTIERS GALLERYにて、「biblioteca d’Oro」の世界を楽しむことができる。

開催に先駆けて、アラカワグリップを使って創作活動を行ってきた50名のクリエイターを紹介する「50 GRIPS 特設サイト」を公開。会期中は、建築・インテリア業界において国内外で活躍する14名のクリエイターを招き、さまざまなテーマでトークイベントを連日開催。これまでアラカワグリップを使用してきたクリエイターたちが、同製品だからこそ生まれた作品の誕生秘話やデザインのプロセスを語り尽くす。