大阪・関西万博の北欧パビリオン、ミケーレ・デ・ルッキ設計の
木造建築パビリオンのコンセプトとロゴを発表 

デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5カ国が、6月27日、青山のボルボスタジオ東京で、2025年大阪・関西万博に共同で出展するパビリオン(独自パビリオン・タイプA)のコンセプトを発表した。


設計は建築からJINSのメガネフレームまでをデザインしている、日本でもよく知られるイタリア人建築家のミケーレ・デ・ルッキ率いるAMDL CIRCLEが手掛け、施工はやはりイタリア・ミラノのRIMONDが担当する。

「ノルディック・サークル」と名付けられたパビリオンは、万博中央のリングに近い水際に位置し、1,200㎡、17mの高さという規模だが、木造で3階建てとなる。使用された木材は、再利用することを前提としている。

3階のルーフトップには北欧5カ国の料理を提供するカフェが、下の階にはホールやビジネスセンターの機能が集結した、山と岩をモチーフにしたパビリオンとなる予定だ。5月20日にすでに着工しており、竣工は来年3月半ばを予定している。

同時に発表されたロゴは、ノルディック・サークルをダイナミックに表現した渦巻模様で、パビリオンや映像作品、印刷物などに効果的に使われる。

夏至後の夏休みが始まったばかりの北の国5カ国が集まったということもあるのか、リラックスした楽しいムードとともに、万博に向けての強い情熱が感じられる発表会となった。

サステナビリティの先進国である北欧5カ国のパビリオンの姿がどんなものになるのか、竣工が待ち遠しい。(文/AXIS 辻村亮子)End

The Nordic Pavilion/ 北欧パビリオン

公式ウェブサイト
https://www.thenordics-expoosaka.com
問い合わせ先
expo2025osaka@business-sweden.se