ライフスタイル ビューティーブランドのTHREE（スリー）は、2024年6月から7月にかけて、移動式の体験型インスタレーション「THE ROOM OF（IN）SCENTS（ザ ルーム オブ イン センツ）」を開催している。

同展では、店舗に使われる資材を再活用する空間デザイナー 山本大介のプロジェクト「FLOW」をベースとし、さまざまな施設に内装下地材のLGS（軽量鉄骨）でできた箱型の空間を設置。訪れた人は、そのなかで意識を研ぎ澄まし、精油のみで構築したTHREEの香りを体験できる。

プロローグとなる今回のファーストシーズンは、6・7月にリリースするフレグランス「THREE エッセンシャルセンツ」のシーズンコレクション「BEYOND THE RAIN（森羅万象、雨の余韻）」がテーマ。7月9日（火）までは渋谷のVISIONARIUM THREE SHIBUYAにて、「THE HEARING」と題したインスタレーションを展開中だ。

同会場では、ブックディレクターの有地和毅（あるち・かずき）が新作フレグランス「AFTER THR RAIN／TASTE THE AIR」の香りを手がかりにキュレーションした「雨」にまつわる小説や詩、エッセイを、ひとつながりの物語となったテキストに構成。詩人の菅原 敏（すがわら・びん）による朗読を聴きながら、そこに広がる香りと「雨」のイメージを味わえる。

一方、表参道のCIBONEでは、写真展「THE SIGHT」を7月10日（水）から7月16日（火）まで開催。写真家 原田教正の作品集「An Anticipation」から、雨の恵みを得た潤いの大地、深奥な森のウッディ、雨上がりの甘やかな透明感、風の余韻など、フレグランスを感じさせる作品を展示するとともに、奥行きのある香りを提供する。