東京・銀座にあるISSEY MIYAKE GINZAの展示スペース「CUBE」と、大阪・南船場にあるISSEY MIYAKE SEMBAの「CREATION SPACE」では、メンズライン「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE（オム プリッセ イッセイ ミヤケ）」による特別展示「Ronan Bouroullec: On the Wilds of Creativity」が開催されている。

ISSEY MIYAKE GINZAの展示スペース、CUBEで開催中の「Ronan Bouroullec: On the Wilds of Creativity」。

HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEは、2024／25年秋冬コレクションにてフランスのデザイナー兼アーティスト ロナン・ブルレックを迎え、協業プロジェクト「クリエイティブ・セッション」に取り組んだ。

テーマに「野性溢れる創造の世界を探険するものづくりへの姿勢」を掲げ、同氏が描いた作品と対話しながら、生き生きとしたドローイングに見られる色と形、さらには流れるような筆致までを服づくりに落とし込んでいる。

photo by Marion Berrin

同展ではこの「対話」に焦点をあて、ブルレックのドローイングとコレクションの衣服を並べて展示。両者の関係を改めて考えるとともに、ブルレックの仕事と服づくりの工程からなる「対話」と題する特別映像を通して、この取り組みの可能性を紹介する。

会場では、クリエイティブ・セッションの題材となったブルレックのドローイングのうち5点を、パリの版画工房イデムによるリトグラフにして販売。クリエイティブ・セッションから生まれた衣服と小物のアイテムシリーズも8月1日（木）より販売する。

また、京都にあるISSEY MIYAKE KYOTOのギャラリー「KURA」では、ドローイングに焦点をあてた「Ronan Bouroullec: Drawings」が開催中。ブルレックが普段使用しているスケッチブックと、スケッチブックをめくる様子を収めた記録映像が展示されている。